マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの代理人であるキア・ジョオラビシアン氏が13日、ミラノでミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役と会談した。ユヴェントスの動きに先んじようという狙いだ。

だが、ユヴェントスも黙って見ているわけではない。ガッリアーニ代表取締役との会談前に、ユヴェントスはジョオラビシアン代理人と会っているのだ。FWフェルナンド・ジョレンテをすでに獲得しているユヴェントスは、テベスやフィオレンティーナFWステファン・ヨベティッチ、レアル・マドリーFWゴンサロ・イグアインを狙っている。

しかし、ガッリアーニ代表取締役はテベスサイドと良いフィーリングをつかんでいると感じているようだ。同代表取締役は会談後、「ジョオラビシアンは古くからの友人だ」と話している。

それでも、ユヴェントスはジョオラビシアン代理人がミランと会談してから、再び同代理人と会っている。しかし、13日夜、ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)は、「我々はテベスのような選手に関する争奪戦に加わることを受け入れない」とコメントした。

一方、ミランのプランにあるのはテベスだけではない。ユヴェントスFWアレッサンドロ・マトリの名前も挙がっている。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が同選手を強く信頼しているのは周知のとおりだ。そこで、ガッリアーニ代表取締役も、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督の放出リストにいるマトリを気に入っている。実際、ガッリアーニ代表取締役はマトリについて、「彼は我々の下で育った。だから、ミランに連れ戻したい」と話している。