日本シリーズの死球問題、野村氏&桑田氏&広澤氏の見解は?
今年の日本シリーズは、巨人が日本ハムを制し、日本一の座についた。だが、白熱するゲームが続いた今回のシリーズでは、第5戦で試合の流れに大きく影響する“ある出来事”が起こり、大きな話題になっている。
それは、4回無死一塁の場面。バントの構えをする巨人・加藤に対し、日ハム・多田野が投じたボールは、加藤の顔をかすめる際どいコースへ。このボールに対し、加藤は頭をおさえて倒れると、球審は加藤の死球と多田野の危険球退場を宣告した。
ボールが当たっていない加藤に対し、多田野は「騙す方も騙す方。騙される方も騙される方」と皮肉たっぷりにコメントを残したが、その後も、ネットを中心に、“審判の誤審”“勝利への執念”“フェアプレーの精神”といった様々な視点で、ファンの意見が飛び交う事態になっている。
すると、4日、TBS「S1」では、今回の日本シリーズを振り返り、野球解説者の野村克也氏、桑田真澄氏、広澤克実氏、槙原寛己氏が議論を繰り広げた。
今回のプレーについて訊かれると、野村氏は「アカデミー賞。名演技賞。当たってないじゃん、あんなもん。スローで何回も見たけど、全然当たってない。(問題は)審判です。完璧な誤審だ」と一蹴した。
すると、広澤氏は「誤審はありますけど、ルールは違反してません。やっちゃいけないモラルだとか、マナーだとかが野球界にはあるので、日本シリーズという舞台でこれをやってしまうと、色んな人が見てる。印象的にはよくない。子どもたちも見てるし。日本シリーズという舞台ではやってほしくなかった」と持論を展開。
桑田氏は、「加藤君は、あれでよかったと思うんです。小学校、中学校時代から教えられてきたことをやっただけだと思うんですね。当たってなくても、当たったふりして出るのが、ナイスプレーって褒められるんですね。当たってでも出てこいとか。本来、日本の野球の歴史を振り返りますと、昔は、セーフでも“今タッチされたからアウトです”って、選手本人が審判に言ってたんです。嘘をつく、騙すっていうのは卑怯なことで、時代とともに相手や審判を騙すのがナイスプレーというふうになっている。ビデオがない時代は良かったんですけど、今は何でもすぐに見れる時代ですから。これをきっかけに野球界が変わるべきだと思うんですね。フェアプレーでやんなきゃいけない」と語り、日本野球界の風潮に言及した。
それは、4回無死一塁の場面。バントの構えをする巨人・加藤に対し、日ハム・多田野が投じたボールは、加藤の顔をかすめる際どいコースへ。このボールに対し、加藤は頭をおさえて倒れると、球審は加藤の死球と多田野の危険球退場を宣告した。
すると、4日、TBS「S1」では、今回の日本シリーズを振り返り、野球解説者の野村克也氏、桑田真澄氏、広澤克実氏、槙原寛己氏が議論を繰り広げた。
今回のプレーについて訊かれると、野村氏は「アカデミー賞。名演技賞。当たってないじゃん、あんなもん。スローで何回も見たけど、全然当たってない。(問題は)審判です。完璧な誤審だ」と一蹴した。
すると、広澤氏は「誤審はありますけど、ルールは違反してません。やっちゃいけないモラルだとか、マナーだとかが野球界にはあるので、日本シリーズという舞台でこれをやってしまうと、色んな人が見てる。印象的にはよくない。子どもたちも見てるし。日本シリーズという舞台ではやってほしくなかった」と持論を展開。
桑田氏は、「加藤君は、あれでよかったと思うんです。小学校、中学校時代から教えられてきたことをやっただけだと思うんですね。当たってなくても、当たったふりして出るのが、ナイスプレーって褒められるんですね。当たってでも出てこいとか。本来、日本の野球の歴史を振り返りますと、昔は、セーフでも“今タッチされたからアウトです”って、選手本人が審判に言ってたんです。嘘をつく、騙すっていうのは卑怯なことで、時代とともに相手や審判を騙すのがナイスプレーというふうになっている。ビデオがない時代は良かったんですけど、今は何でもすぐに見れる時代ですから。これをきっかけに野球界が変わるべきだと思うんですね。フェアプレーでやんなきゃいけない」と語り、日本野球界の風潮に言及した。