提供:週刊実話

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 覚せい剤事件の執行猶予明け−−「今年11月が濃厚」と見られていた、酒井法子(41)の女優復帰が危ぶまれている。

 そもそも、酒井は'09年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、所属の『サンミュージック』を解雇された。この際にマスコミ対応の窓口となったのが、酒井の継母の古くからの友人で“逃亡劇”を助けた建設会社のT会長だったのだ。
 「復帰の際は前事務所『サンミュージック』が支援する約束だったが、そのカギを握っていたのが後見人であるT会長でした。酒井はそれまで、節税のために作った個人事務所『エヌ・コーポレーション』に所属し、T会長にマネジメントを任せていたのです」(芸能関係者)

 ちなみに、当時T会長の元には出版社から“ヘアヌード写真集”や、映画『花と蛇』への出演依頼などが殺到したという。T会長はそんな“エロオファー”を拒み続けてきたのである。
 「また、一方では昨年酒井が中国の“禁毒大使”を務めた際に、日本側の代理人を務めた芸能プロ経営者のK氏から、ジャッキー・チェン総指揮のチンギス・ハーンの半生を描いた日中合作映画の出演依頼が舞い込んだのです」(映画関係者)

 ところが、今年5月中旬にT会長が他界。葬儀に出席した酒井は、T会長の恩に報いるためにもと女優復帰を誓ったが、これが暗礁に乗り上げ始めているのだ。
 「現在、前事務所には、日本テレビと合併した台湾のテレビ局から、酒井の代表作であるドラマ『星の金貨』リメーク版のPR役の依頼も来ている。だが、T会長が亡くなって以降、酒井サイドから連絡がなく、他の仕事の打ち合わせも全て滞っている状況なのです」(芸能関係者)

 もっとも、前事務所側も現在は、酒井の復帰に関してコトを荒立てるつもりはないのだという。
 「前事務所は当初、酒井が逮捕された時に発生した莫大な損害賠償金を1日も早く回収したかった。ところが、酒井の休業中にベッキーやスギちゃんが頑張ってくれた。そもそも彼らの気持ちを考えれば、今さら酒井を全面的にバックアップできない状態。そのため11月の復帰にもこだわっていないのです」(同)

 T社長が亡くなり、またも芸能界復帰の足掛かりを失い始めた酒井法子。一部では「前事務所抜きで日中合作映画に出演する」(前出・映画関係者)との話もあり、今後も波乱は続く。