インタビュー:桜庭ななみ「叩かれ、それでも向かっていきました」
清純派女優として、テレビや映画、グラビアなどで活躍している桜庭ななみ。デビュー前より、その容姿は地元鹿児島で話題になっており、「もの凄い美少女がいる」という噂を聞き事務所がスカウトに向かったという逸話もある。そんな笑顔がかわいい桜庭が、10月1日から全国ロードショーとなる『天国からのエール』に出演。沖縄での撮影のことや阿部寛との共演のこと、そして、自身の家族のことなど、ファンにはたまらない裏話を語ってくれた。(『天国からのエール』作品詳細はこちら)
――沖縄での撮影は、いかがでしたか? いつもの撮影と異なる点は何かありましたか?
桜庭ななみ(以下、桜庭):この映画は、実話なので、その実際の現場で撮影出来たことがすごくありがたかったです。沖縄の雰囲気って、すごくのんびりとしているので、現場の雰囲気もすごく温かかったです。東京だと、すごくバタバタしている感じなんですけど、ゆっくり撮影を楽しむことが出来ました。――バンド活動をする高校生の一人である比嘉アヤ役として出演していますが、“演じる”だけではなく、“歌う”こともしなければならなかったことはいかがでしたか?
桜庭:役で歌うことは初めてだったので、役になりきって、気持ちを伝えるように歌うことはすごく難しかったです。でも、仲宗根陽(ひかる)さんの奥様やお母様が来てくださって、口ずさんでくださったりしているのを見た時は、すごくこっちも感動しちゃいましたね。明るいライブのシーンだったんですけど、バンドメンバーの4人(桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平)とも「泣きそうだ!」って言っていました。――本物のお母さんたちにとっては、思い入れが強い曲ですよね。口ずさんでもらえたということは気持ちが伝わったのではないでしょうか。ところで、お母さんたちとはお話をしましたか?
桜庭:撮影中には、しなかったんですけど、最後、打ち上げの時に奥様たちが来てくださって、「ライブのシーンとか見ていると本当に陽さんのことを思い出した」と話しかけてくださいました。――その時の学生の雰囲気も感じてくれたのでしょうか。
桜庭:どうでしょう。阿部さんは、すごく陽さんになりきっていたので、周りの私たちもそれに近付けたらな、と思っていました。実際に奥様やお母様が見ていてどう思ったのかは分からないですけど、近付けたのかな? と思います。