ガンを克服した男の物語に拍手の嵐! トロント映画祭の1200人の観客が笑って、そして、泣いた
現地時間12日、トロント映画祭にて、映画『50/50 フィフティ・フィフティ』(12月上旬より全国公開)のワールドプレミア上映が行われた。上映後には、舞台挨拶も行われ、主演を務めるジョセフ・ゴードン=レヴィットやセス・ローゲン、ジョナサン・レヴィン監督、脚本家のウィル・レイサーらが登壇した。
本作は、ガンを克服した脚本家の実体験を基に、彼の親友であるセス・ローゲンたちが映画化したもの。酒もたばこもやらないアダムは、27歳という若さでガンを患う。5年生存率50%の余命宣告を受け、生活環境は一変。女好きの親友・カイルは、アダムの病気をネタに一緒にナンパをするが、会社の同僚や恋人、母親は、気を遣って今まで通りに接してくれない。新米セラピスト・キャサリンとセラピーを通して、ガンの日々を笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻一刻と進行する病魔に平穏を装うことができなくなる。果たして、ガンを克服することは出来るのだろうか。
監督を務めるのは、若手監督に続く新たな才能を見せるジョナサン・レヴィン。主人公・アダムは、『(500日)のサマ―』、『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じる。その他、『マイレージ、マイライフ』のアナ・ケンドリック、『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲン、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストンといった豪華キャストが勢揃い。また、セス・ローゲンは、プロデューサーと兼任もしている。
本作のプレミア上映後は、会場に集まった1200人が総立ちし、拍手が鳴り止まなかった。ユーモラスかつ、ハートフルで心温まる作品に、冒頭では大爆笑が続きながらも、終盤には涙する人たちの姿も。さらに、上映後、キャストやスタッフらは、会場からスタンディングオベーションを受けて登場した。
ジョナサン・レヴィン監督は「こんな素晴らしい経験は生まれて初めてだ。本当にありがとう。面白くて嘘のない脚本を最大限に活かして、ウィルの脚本の精神を守りながらも、決してそれに縛られることなく、みんなでアイデアを出し合って最高の映画を目指して製作したんだ。コメディだけの不自然さは極力排除して、現実味のあるものを目指した。みんなに気に入ってもらえたようでとても嬉しい」と喜びのコメントを残した。
また、脚本家のウィル・レイサーは、「こんなに沢山の人に映画を見てもらえて、本当に感動しているよ。ありがとう。ジョンサン・レヴィン監督、セス・ローゲンを始めとして沢山の人に支えられて素晴らしい映画を作ることが出来たと思う。ジョナサンは彼のユニークな視点をこの映画に持ち込んでくれた。彼と仕事ができて幸運だったよ。この映画によって、人々がガンの体験を恐れることなく語れるようになってほしい。病気や、それがいかに不合理か笑っていいんじゃないかな。そして泣いてもいいと思う。」と本作の魅力を語った。
さらに、観客からの質問にキャストらが答えた。
ガン患者自身の葛藤や周囲の人たちとの複雑な関わり合いの物語を、心温まるエンタテインメント作品として書き上げた本作。突然、余命宣告を受けた時、あなたならどうしますか?
12月上旬より、TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
【 MOVIE ENTER おすすめニュース 】
・27歳という若さで、生存率50%のまさかの余命宣告
・『ヒミズ』の染谷将太と二階堂ふみがヴェネチア国際映画祭で、最優秀新人俳優賞をW受賞
・大泉洋も飲んだ「探偵カクテル」でハードボイルドな世界を満喫
・9.11から10年、アカデミー賞受賞者たちが勢揃いして世界的ベストセラーを映画化
本作は、ガンを克服した脚本家の実体験を基に、彼の親友であるセス・ローゲンたちが映画化したもの。酒もたばこもやらないアダムは、27歳という若さでガンを患う。5年生存率50%の余命宣告を受け、生活環境は一変。女好きの親友・カイルは、アダムの病気をネタに一緒にナンパをするが、会社の同僚や恋人、母親は、気を遣って今まで通りに接してくれない。新米セラピスト・キャサリンとセラピーを通して、ガンの日々を笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻一刻と進行する病魔に平穏を装うことができなくなる。果たして、ガンを克服することは出来るのだろうか。
本作のプレミア上映後は、会場に集まった1200人が総立ちし、拍手が鳴り止まなかった。ユーモラスかつ、ハートフルで心温まる作品に、冒頭では大爆笑が続きながらも、終盤には涙する人たちの姿も。さらに、上映後、キャストやスタッフらは、会場からスタンディングオベーションを受けて登場した。
ジョナサン・レヴィン監督は「こんな素晴らしい経験は生まれて初めてだ。本当にありがとう。面白くて嘘のない脚本を最大限に活かして、ウィルの脚本の精神を守りながらも、決してそれに縛られることなく、みんなでアイデアを出し合って最高の映画を目指して製作したんだ。コメディだけの不自然さは極力排除して、現実味のあるものを目指した。みんなに気に入ってもらえたようでとても嬉しい」と喜びのコメントを残した。
また、脚本家のウィル・レイサーは、「こんなに沢山の人に映画を見てもらえて、本当に感動しているよ。ありがとう。ジョンサン・レヴィン監督、セス・ローゲンを始めとして沢山の人に支えられて素晴らしい映画を作ることが出来たと思う。ジョナサンは彼のユニークな視点をこの映画に持ち込んでくれた。彼と仕事ができて幸運だったよ。この映画によって、人々がガンの体験を恐れることなく語れるようになってほしい。病気や、それがいかに不合理か笑っていいんじゃないかな。そして泣いてもいいと思う。」と本作の魅力を語った。
さらに、観客からの質問にキャストらが答えた。
――今回の映画で一番苦労した点はなんですか?
ジョセフ・ゴードン・レヴィット:脚本家のウィルが撮影の最初から最後まで、本当に毎日現場にいたんだ。それって僕にとっては、すごく大きなことだった。彼は映画のモデルとなった人物であり、この物語を書いた脚本家でもある。『Easy』って言葉を使うのはあまり好きじゃないけど、彼のお陰で、その時どんな気持ちだったのか、状況だったのか、色々と話を聞くことが出来たし、とても演じやすくなったよ。――この映画は、脚本家ウィルとあなたの実体験をベースにしていると聞きましたが?
セス・ローゲン:実際に僕とウィルの間で起こったままのシーンもある。アダムの傷口の手当てをしていて顔をゆがめるシーンなんてそうだ。映画の中で僕が演じたリアクションと全く同じで、手当をしながらほとんど吐きそうになったんだから(笑)冗談は置いておいて、普段病気とか死とかなかなか真正面から考える機会はないけど、この作品のおかげで、いろいろ改めて思うことができてよかった。しかも楽しくね。――新米セラピスト役を演じてみてどうでしたか?
アナ・ケンドリック:アダムは彼女にとって3人目の患者で、その上、彼のように若くして癌になるケースのセラピーは難しい。それなのに、患者のセラピーをしながら、なんだか全て分かったような気分になっていそうな感じもある(笑)。アダムという人と触れあうにつれ、彼女自身も成長を遂げるんだけど、シリアスなテーマなのに、実際に起こりそうなリアルな可笑しさも取り入れていてすごく心地いい作品に仕上がっていると思うわ。――あなたの演じるレイチェルは嫌われ役でしたね?
ブライス・ダラス・ハワード:ええ、本当に嫌われ者ね、それこそ(実際のシーンになぞらえて)家から追い出されそうになるくらい。でも、彼氏がガンと知って、それにどう対処していいか分からなくて、悩み苦しんで、というのはきっと誰しも理解出来る感情、行動だと思う。その中で、彼女は結果的に誤った選択をしてしまって、強く後悔する。まぁ、嫌われ役であることに変わりはないんだけど(笑)ガン患者自身の葛藤や周囲の人たちとの複雑な関わり合いの物語を、心温まるエンタテインメント作品として書き上げた本作。突然、余命宣告を受けた時、あなたならどうしますか?
12月上旬より、TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
【 MOVIE ENTER おすすめニュース 】
・27歳という若さで、生存率50%のまさかの余命宣告
・『ヒミズ』の染谷将太と二階堂ふみがヴェネチア国際映画祭で、最優秀新人俳優賞をW受賞
・大泉洋も飲んだ「探偵カクテル」でハードボイルドな世界を満喫
・9.11から10年、アカデミー賞受賞者たちが勢揃いして世界的ベストセラーを映画化