イギリスに住む20歳代の男性が友人らとコンピューターゲームで遊んでいる最中に突然倒れ、病院に運ばれたが死亡した。彼の突然死の原因は、ゲームに没頭しすぎて自分自身の体調を省みなかったことにあった。

男性は体調不良を訴える前、友人らと共にコンピューターゲームで遊んでいたが、約12時間もの間全く同じ姿勢でひたすらゲームに没頭していたという。同じ姿勢の状態が長く続いた後、ガムを取ろうとして動いた男性の身体は突然崩れ落ち、病院に運ばれることとなったが、その時点で既に死亡していた。

解剖の結果、男性の死因は肺栓塞によるものであることが明らかとなった。この病気は、例えば長時間動かずにいることで肺の静脈の中に血栓ができ、それが血液の流れをせき止めることで引き起こされるものである。つまり、ゲームの最中全く同じ姿勢のままでいたことで、彼の体内に血栓が発生し、それが彼を死に至らしめたのだ。

もっとも男性はゲームの最中に、胸の辺りに痛みを感じると話していたそうだ。つまりそのサインを見逃していなければ彼の命は助かった可能性もあるが、動くことすら忘れてひたすらゲームに没頭していたというから、そうした兆候に注意を払うことなどなかったのかもしれない。

夏休みや休暇の季節になり、自分自身、あるいは周囲でコンピューターゲームをする機会が増える方も多くなるだろうが、どうかほどほどに。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

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