3日、バルセロナ対レアル・マドリーのチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが行われる。レアルはUEFAに対し、ファーストレグでバルサのシミュレーションがあったと訴えたが、UEFAは2日にこれを却下した。バルサの司令塔シャビは、同日の会見で、何度となく「嘆かわしい」「みっともない」という言葉を使っている。

また、シャビは「駆け引き」という言葉も何度となく使っている。同選手は攻撃的なサッカーという自分たちの考えを擁護し、ピッチの芝に関する規則を設けるように求めた。「あらゆることにルールがある。ソックスですらね。でも、大事なことであるはずの芝に関するルールはない。長くて乾いた芝のピッチでチームがプレーするのを見たいというサポーターはいないと思う」。

次に、レアルのアイトール・カランカ助監督が登場したことで、再び騒動へと注目が集まった。カランカ助監督はジョゼ・モウリーニョ監督のように、バルセロナとUEFAを攻撃している。

「明日の試合は二次的なものとなった。今日のUEFAの決定によってね。UEFAは、ルールを破ったバルサの選手たちを罰しないと決定した。数カ月前、我々を罰したルールのことだ。同じルールであれば、我々を罰することはできないのだがね」

カランカ助監督が言っているのは、アヤックス戦で累積警告を消化すべく、意図的にイエローカードをもらったとして、出場停止処分が科された件のことだ。

「試合は二次的なものとなった(先日のモウリーニョ監督の『なぜだ?』のように、カランカ助監督は何度もこのフレーズを繰り返した)。世界中に流れた映像を、全員が見ることができたはずだ。人種差別的侮辱をして、それを見せないように手で口を覆っていた選手たちもいた」

ここでカランカ助監督が言っているのは、バルサMFセルヒオ・ブスケッツがレアルDFマルセロに対し、人種差別発言をしたとされる件のことだ。

「あらゆるところでリスペクトとフェアプレーを持ち出す組織が、何も起きなかったフリをしている。繰り返す。明日の試合は二次的なものとなった」

クラシコをめぐる騒動に終わりはないようだ。