トランスジェンダーの韓国芸能人「体を要求された」衝撃告白

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トランスジェンダー(性同一性障害)として知られる芸能人のハリスが、10日に放送されたSBSスペシャル「ハリス10年、彼女を夢見る」でデビュー当時について語り、枕営業を要求されたこともあると衝撃告白した。

ハリスは元々男性として生まれたが、幼い頃から自分は女であると認識し20代後半に性別適合手術を受けた。2002年には韓国で初めて戸籍上の性別変更が認められ、07年には歌手のミッキージョンと結婚。現在はモデル、歌手、女優、タレントなど幅広い分野で活躍する。

ハリスは番組でデビュー当時について回想し、「(番組の)ミーティングをした時、私のことが気に入ったから契約したいという話があった。他人の戸籍では契約できないから、私がトランスジェンダーであることを明かすと、本当なのかとたずね、確認したいから洋服を脱げとか、一度寝ようなどの要求があった」と告白した。

さらに「トランスジェンダーという理由で、番組にキャスティングされてもキャンセルされることはよくあった。ある音楽プロデューサーは『自分がプロデューサーをしている間はハリスを絶対にテレビに出演させない』と言う人もいた」と明かした。

韓国社会ではトランスジェンダーに対する偏見が強いことから、「専用のクラブや劇場を作り、今も社会と孤独に戦っている後輩トランスジェンダーたちを日の当たる場所に連れ出せるように活動したい」と今後の目標について語った。

韓国のネットユーザーらは「偏見を持つプロデューサーは今もたくさんいるだろう」「好奇の視線はしょうがないのではないか」などのコメントを寄せた。


参照:ハリス「トランスジェンダー明かしたら『服を脱げ』要求」 - NewDaily
参照:ハリス「トランスジェンダー確認するから服脱げ、一緒に寝よう」衝撃告白 - リビュースター

(文:林由美)

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