韓国の就職ポータルサイト「サラムイン」は、今年流行した言葉についてアンケート調査を実施。その結果によると、「ホームパニー」「3.1節」「トペイン」「NG族」など、日本では聞き慣れない、辞書にも載らない新しい言葉が次々と誕生したようだ。どのような言葉があるのか、いくつか紹介しよう。

1位 ホームパニー:“家(home)”と“会社(company)”を掛け合わせた言葉で、家庭のような雰囲気で楽に仕事ができるように努力している会社のことを指す。しかし、求職者の間では「ホームパニーで勤務する」と言うと、「家で就活のためにエントリーシートを作成する」という意味になる。

2位 3.1節:31歳までに就職しないと仕事への道が断たれることを意味する。実際、企業の人事担当者279人にたずねた結果、70.3%が新入社員に適切な年齢があると答え、男性は29歳、女性は26.5歳が適齢だとした。

3位 トペイン:“TOEIC”と“廃人”を掛け合わせた言葉で、TOEICの勉強に没頭しすぎて廃人になってしまうという意味。

4位 NG族:No Graduationの略語。就職できるまで卒業を遅らせる人たちを指す。

このほか、不安定な雇用状況に置かれた非正規雇用者を指す「プリケリアット」(Precarious + proletariat/不安な+最下層)、就業の不安感から休むことを恐れ休日も常に活動を続ける人を指す「公休族」、長期的な就業の失敗や人生の逆転を夢見て再び勉強を始める30代を指す「スタディールームペン」(study lumpen)、インターンを渡り歩くだけで正社員になれない人を指す「いなごインターン」などがある。

これら流行語を見ると、長引く就職難を表すような言葉が多いのが分かる。韓国の流行語、使って見たい言葉はあっただろうか?


参照:新種の流行語どんな意味? - Pressian

(文:林由美)

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