ビンタ、ハグに続きアイドルがファンを“尻KICK”
当日はファンや多くのメディアが詰め掛ける中、昔懐かしのチンドン屋を従えてバニラニーンズのメンバーが登場。予想外の展開に観衆から大きな拍手と歓声が上がる中、「北欧からやってきた、清楚でイノセンスな〜」と、バニビが登場と共に発するいつものキメフレーズを、チンドン屋が太鼓の音と共に前口上で朗々と謳い上げ、チンドン屋風アレンジで「100万回のSMK」を披露した。
メンバーはチンドン屋が演奏する後を付いて廻りながら、刷り上がったばかりの超豪華フリーペーパー第2弾「超月刊コミック バニラビーンズ」を道行く人に無料配布し、自らの作品をPR。これまでも実験型次世代アイドルとして、レコード店のショーケースに生きたマネキンとして入ったり、宣伝トラックの荷台で生活する姿を道行く人に見せたりするなど、他のアイドルではありえないプロモーションを数々やってきたが、今回はこれまでの活動を総括する作品＝ベスト盤のリリースということもあり、PR方法も原点に立ち返るという理由でチンドン屋とのコラボPRを思いついたとのこと。
チンドン屋PR終了後、レナは「楽しかった。次はチンドン屋さんの中に入って一緒に演奏したい。」と満足げにコメント。ベストアルバムについては「ベスト盤だけど新曲もいっぱい入っているので、今までの作品を持っている人も、持っていない人も楽しめる内容です。是非聴いてください。」と述べた。尚、当日配布された「超月刊コミック バニラビーンズ」は、インストアイベント会場などに行かないと手に入らない模様。
その約4時間後には、秋葉原ishimaru soft本店8Fホールにて、ベスト盤初のインストアイベントを開催。『バニビが“SMK”して あ・げ・る』というタイトルだけが発表され、“SMK”が“週末KISS”の略だけに期待が高まる中、メンバーはベスト盤収録曲を3曲を歌唱後、一旦降壇。その後、いきなりバニビに似つかわしくない猛々しい楽曲が流れると、ムエタイを思わせる格闘技装束に身を包んだ2人が登場。80年代後半、バブル絶頂期のバラエティよろしく観客を煽った後、来場者に“KISS”ではなく“KICK”をプレゼントした。
通常のアイドルイベントであれば怒って帰る観客がいてもおかしくないが、これまで様々なプロモーションを本人達と一緒に作り上げてきたバニビファンは流石に鍛えられ方が違った。購入者特典として、“握手”あるいは“臀部をKICK”のどちらかが選べたが、ほぼ全員が“KICK”を選択。嬉々として臀部を蹴られ、イベントは終了した。
今回のインストアイベントはあと4箇所予定されているので、アイドルに臀部をKICKされたい方は是非。
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