サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は第9日の19日、1次リーグE組の日本−オランダの一戦がダーバン・スタジアムで行われ、日本は強豪オランダに0−1で敗れた。

 前半は、オランダが圧倒的にボールをキープして攻撃を仕掛け、日本は押し込まれるものの、オランダの強力な攻撃陣を相手に、無失点に抑えた。

 後半8分、日本はオランダのMFウェスレイ・スナイデル(インテル)のミドルシュートで先制を許した。その後日本が反撃し、FW大久保嘉人(ヴィッセル神戸)がシュートを放つが決められず。後半途中から、MF中村俊輔(横浜F・マリノス)、FW岡崎慎司(清水エスパルス)、FW玉田圭司(名古屋)を投入してゴールを目指すが、得点には至らなかった。

 韓国の視聴率調査機関・AGBニールセンメディアリサーチは19日、日本−オランダ戦の視聴率が全国平均で20.7%だったと明らかにしている。同日に韓国で放送された番組では、視聴率が20%を超えたものはこの試合だけで、同日の最高記録となった。

 韓国メディアは、この高視聴率は日本代表チームに対する視聴者の高い関心を示したもので、オランダと互角に戦った日本は、結果を予測することができない試合を見せ、負けたとはいえ本当によく戦ったと、その健闘をたたえた。

 また、複数の韓国メディアが「悔しい。何とか点を取りたかったので残念」と語った岡田監督の試合後のコメントを紹介。悔しさをあらわにしつつも、選手の勇気をほめたたえた人間味あふれる岡田監督を評価し、ともに16強への進出を目指すべく、エールを送っている。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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