――バルサのカンテラが教えてくれることは何でしょう?
「サッカー以外にも謙虚さや、仕事をすること、自分への自信、意欲、希望、野心、連帯感とかだね。最初のころは、クラブの寮にいたんだ。素晴らしいところさ。歴史が詰まっていて、(ビクトル・)バルデスや(カルレス・)プジョール、シャビ、(アンドレス・)イニエスタ、それにグアルディオラ監督も通っていった場所だ。カンプ・ノウの隣で寝て、その道が正しいと思うものなんだよ」

――1年前は3部でプレーしていたのに、今では「聖ペドロ」と呼ばれています。
「すごい飛躍だね。でも、道でみんなに気づかれるようになったという以外、僕にとっては何も変わっていないよ。レアルとの試合にも家族は来なかった。土曜は仕事があったからだ。家で僕はこう教わったのさ。仕事と謙虚さということ。地に足をつけろってね」

――リオネル・メッシのことが思い浮かびますね。
「そのとおり。レオはそれに、特別な才能もあるってだけだ。彼は世界で唯一の選手だよ。一緒にいられてうれしいよ」

――08年1月のデビューは、インテルFWサミュエル・エトーと交代して出場したものでした。
「彼は偉大な選手で、素晴らしい人間なんだ。僕のことをとても助けてくれた。何度も僕にアドバイスをくれて、話してくれたんだ。いつもすごく愛情をもって接してくれた。たぶん、彼も苦労をしてきたからだろうね」

――チャンピオンズリーグ準決勝で対戦するインテルは、過去4度のバルセロナ戦でゴールを決めていません。あなたはインテルと1度対戦し、1ゴールを挙げています。
「でも、今回の2試合は昨秋の試合とは全然違うよ。集中力やモチベーション、懸かっているものなんかがね。比較はできない。非常にハードな対戦となるだろう。また別のインテルとの対戦となるし、(ジョゼ・)モウリーニョ監督はバルサを苦しめるのに適した指揮官だよ。ただ、僕らは僕らの道を行く」