ワールドベースボールクラシックの劇的な優勝に始まり、白熱したプロ野球ペナント争い、イチローのメジャー史上初となる9年連続200本安打、松井秀喜のワールドシリーズ優勝&MVPに、野村克也元楽天監督の退団騒動に至るまで――、今年も野球界は大いに盛り上がった。

だが、オフシーズンとなった現在も、その盛り上がりは一向に収まる気配がなさそうだ。というのも、“前例なき野球検定”の開催が発表され、その予想問題では既に10000人近くが参加をするなど、ネットを中心に大きな話題になっているのだ。

大手プロバイダ=ソネットが主催をする“野球ジャーナリスト検定2009”と名付けられたインターネット検定では、スポーツジャーナリスト・二宮清純氏や野球解説者・川口和久氏が検定委員を務めるばかりか、その名の通り、成績優秀者に、野球ジャーナリストやライターへの道が開かれているという。

また、同検定は「合格・不合格」という識別ではなく、成績に応じてS級からD級までの5段階評価となり、試験も単純な“野球クイズ”にあらず、「調査力」、「分析力」、「筆力」といった、まさに野球ジャーナリストに問われる総合力が試される内容となっている。

もちろん、それだけではない。S級およびA級といった成績優秀者へ、ライターであれば、ソネットが運営する野球専門サイト「Baseball ManiaX」でのライターデビューが。その他にも、スポーツ業界専門求人情報サイト=スポーツジョブネットワークが同検定の資格を認定し、これに関連する求人情報を優先的に通知するなど、その能力を自らの仕事に結びつけるお膳立てが随所に用意されている。

今月25日が申込みの締め切りとなる“野球ジャーナリスト検定2009”。受験は来年1月中旬から始まるが、世の野球マニアのみならず、ただの語りべでしかなかった野球ファンや、アルファブロガーとして何かしらの野球情報を日々配信してきたブロガーたちにも――、好きが仕事になるまたとないチャンスといえそうだ。

■関連リンク
野球ジャーナリスト検定2009公式サイト