竹島での暮らし方が分かる?

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韓国による地図表記の書き換えなど、竹島(韓国名:独島)関連の問題が続いている中、韓国で「独島住民1号」に登録されている故チェ・ジョンドク氏の資料展が、10月25日に開催された。

『独島最初の住民チェ・ジョンドク生活写真資料展』は、慶一大学独島・間島教育センターと独島チェ・ジョンドク記念事業会が共同主催したもので、10月25日の「独島の日」に合わせて企画された。様々な関連資料を若い世代に伝え、国民の愛国心を盛り上げることが開催の目的となっており、故チェ・ジョンドク氏が島で生活している様子を収めた写真や各種報道資料、独島模型などが展示されたという。

平安南道の順安生まれのチェ・ジョンドク氏は、1930年に家族全員で鬱陵島に移住し、60年年代には政府からの支援も無いまま独島に家を建て、漁業で生計を立てて暮らした。81年10月14日に独島の最初の住民として住所地を移したが、87年9月、台風で破損した家屋を直すために訪れていた大邱で、病気のため亡くなった。ネット上には、展覧会を応援する声はもちろん、「独島の日」にちなみ、「独島を守ろう」「韓国領だということを世界に知らせよう」といった多くの書き込みがなされている。

最近の韓国では、慶一大学が「独島論」を正規科目として開設したり、大規模な署名活動を行ったりするなど、「独島は韓国領」という認識を「メディア」と「教育」が一丸となって国民へ浸透させようとしているようだ。

来年の2月22日、日本では5回目の「竹島の日」を迎える。翌月の3月18日には、韓国が制定した「対馬島の日」がやはり5回目を迎える。双方の独りよがりな記念日に、果たして意味はあるのだろうか。

参加:ノーカットニュース「独島の最初の住民が誰か知っていますか?」

(文:林 由美)

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