ゼウス
差別は至るところにあり、いろんなグループがいろんな理由で差別されたり、嫌われたりしています。

しかし、アメリカのミネソタ大学の調査によると、ホモセクシャルやイスラム教のグループよりも、一番信頼がおけないのが無神論者のグループであると明らかになったそうです。

オースティン・クライン氏によると、アメリカにおける同様のすべての調査から、無神論者に対するかなり大きな偏見が見受けられるとのことです。

一番最近の調査結果では、無神論者が最も信頼できず蔑視されていることが示唆され、無神論者は大統領として最も支持されにくい結果になったようです。

無神論者はランクは、イスラム教徒、移民、ゲイやレズビアン、その他のあらゆるマイナーグループより低く位置づけされています。

さらに自分の子供と結婚させる相手として。最も許しがたいのも無神論者であるとの結果が出ました。

また、2つの大きな質問に対し、以下のような結果が出ています。

アメリカの社会に受け容れがたいグループは…

  • 無神論者 39.6%
  • イスラム教徒 26.3%
  • ホモセクシャル 22.6%
  • ヒスパニック 20%
  • 保守的キリスト教徒 13.5%
  • 最近の移民 12.5%
  • ユダヤ人 7.6%

このグループの人間と自分の子供の結婚には反対する…

  • 無神論者 47.6%
  • イスラム教徒 33.5%
  • アフリカ系アメリカ人 27.2%
  • アジア系アメリカ人 18.5%
  • ヒスパニック 18.5%
  • ユダヤ人 11.8%
  • 保守的キリスト教徒 6.9%
  • 白人 2.3%

この結果に海外サイトでも驚きの声が上がっており、コメント欄も沸いていました。

一部抜粋してご紹介します。

・悲しい国だ。おとぎ話を信じないものは差別されるってことだ。

・信心深い人より、無神論者を信頼したいね。少なくとも無神論者は失敗したら二度目のチャンスがあるとは思っちゃいない。

・信じる権利と同様に、信じない権利もあるもだろう。

・これは悲しいことで、もっと悲しいのはこれを知っても驚かなかったことだ。

・狂ったキリスト教徒は常に隣人を愛するように説いているが、ただしホモセクシャル、移民、イスラム教徒、黒人、そして無神論者でなければ、という条件が付くようだ。このつじつまの合わないアイデアを理解できない。

・これが理由で、自分は隠れ無神論者なんだよね。

・「僕は宗教に反対である。理由は世の中を理解しないことに満足せよ、と説くからである」 ― リチャード・ドーキンス
「宗教は3つのことを効果的にこなす。 人を分ける、人をコントロールする、人を惑わす」 ― カールスピー・メアリ・アリス・マッキンネイ
「一人の人間が惑わされるとき、それを狂気と呼び、大勢の人間が惑わされるとき、それを宗教と呼ぶ」 ― ロバート・M ピルシグ

・脱出するとき私を信頼してくれるかしら。たぶんしてくれると思うわ。(スチュワーデス)

・私も彼らを嫌い返してる。

・自分も無神論者だが、この事実を知るのに調査は必要ない。

・ゲイで無神論者だが、恥ずかしくないね。

・自分を特別に思う。パレードか何かしたい気分さ。

・こういうのを読むと、10年前にアメリカを脱出したことが喜ばしいよ。

・犯罪を犯さなかったり、人を殺さなかったりするのは、超常的な誰かが現れて罰を与えられるのを恐れるからではない。もしそれが理由で犯罪を犯さないとしたら、善良な人間じゃない。

ダーウィンの映画がアメリカで配給拒否されたニュースからも、アメリカが先進国の中でも宗教に対して保守的なことが伺えますが、無神論者に対してここまで風当たりが強いのは意外と思う人が多いのではないでしょうか。

日本は宗教色の薄い国ではありますが、無神論者が嫌われやすいことを知識として持っておいた方がいいかもしれません。

Research Finds that Atheists are Most Hated and Distrusted

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