インタビュー:ロザン「ネットは、基本的にウソですからね」
 クイズ番組等でおなじみ、お笑いコンビのロザンが、初のDVD「ロザンの08ベスト+」を4月22日に発売する。二人とも難関大出身の高学歴コンビ。特に、京都大学法学部卒の宇治原史規は、クイズ番組などに引っ張りダコ。芸人でありながら、高い正解率をキープし、博識ぶりを披露している。

 今回のDVDには、彼らの“本職”であるコントや漫才等が102分も収録されている。全てのネタを書いている菅広文が、「自己紹介みたいなもの」と言うように、ロザンの笑いが凝縮された内容になっている。このほど、テレビ番組収録の合間に二人の楽屋を直撃。DVDの見どころや、宇治原の意外な素顔について聞いた。

――まず、今回のDVD「ロザンの08ベスト+」の見どころは?

菅広文(以降、菅):全部ですね。クイズ番組を見ているけれども、ネタは見たこと無いという人もいっぱいいると思うので、今回は自己紹介みたいなものですかね。

――特に自信作を挙げるとしたら?

:「ベスト刑事」っていうネタがあるんですけれども、あれは、まあまあ万人ウケするかなと思いますね。一番そういう風に作ったので。

――お二人で仲良くドライブに行くシーンも収録されていますが、実際のところ、仲は良いのですか?

:普段から、あんな感じですよ。

――そもそも、コンビを組んだキッカケは?

:高校の同級生だったんですけど、高3の春ぐらいに進路決めようかという時に、芸人やろうかということになって。

――その頃、宇治原さんは京都大学への進学を決めていたのでしょうか?

宇治原史規(以降、宇治原):いや、まだ決めていなかったですね。芸人なろうかって話になった時に、菅が、京大に行ったら芸人なったときに覚えやすいということで、「京大行ったら」って言うから、「ほんなら、そうしよっか」って。

――「そうしよっか」で入学できるものなんですか?

宇治原:でも、めっちゃ勉強しましたよ。一番多いときで11時間くらい。高3の春まではバスケの部活もやって、普通の高校生活でしたよ。塾は行ってなかったですし。もちろん、授業はちゃんとやってましたけどね。

――周りの同級生には、一流企業などに就職されている方もいると思うのですが、他の仕事を選べばよかったと思ったことはありますか?

宇治原:オーディションに落ちていた時期から、一度も無いですね。向こうは向こうでやりたいことをやっているんでしょうけど、こっちもやりたいことが出来てますからね。世間的には、若手芸人よりも一流企業の社員の方が聞こえが良いでしょうから、もしかしたら、結婚とか考え始めたときに、あーって思うかも知れないですけどね。

:家を買うときとかね(笑)。お金借りられへん事があるかも知れないからね。

宇治原:それ以外は無いですね。仕事自体は楽しいですからね。

――お二人のことをネットで調べさせてもらいましたところ、宇治原さんは、チュートリアルの徳井さんから、「コンパ界の風雲児」と呼ばれているそうなのですが、それはなぜですか?

宇治原:大阪で若手芸人が、仲良いグループで飲んだりするんですが、徳井がコンパを良くやるみたいなことを番組で取り上げられた時があって、そこで、「実は、宇治原も後輩連れて、先輩に知られていないところでやってるんですよ」みたいなことを言ったんです。