Caocao
 4月18日に公開となる綾瀬はるか主演映画「おっぱいバレー」のために、Every Little Thingの持田香織とオリジナル・ラヴの田島貴男によって結成されたユニット、Caocao。4月8日には、フィンガー5の名曲を大人のロックにカバーした映画主題歌「個人授業」が発売となる。

 Caocaoは、「おっぱいバレー」の監督てある羽住英一郎監督より、映画のために持田に「個人授業」を歌って欲しいとの依頼があり、もともと田島のファンで以前より一緒にできたらと思っていた持田が話しを持ちかけ、両者のコラボレーションが実現。第一印象について持田は「田島さんはとにかく圧倒的な存在感ですが、実際お会いしておしゃべりしていると、物凄く面白くて、現場ではお腹を抱えて笑うことも多々ありました!」とコメント。対する田島は「持田香織さんとは初めてお会いしたのですが、物腰の柔らかさと下町育ちっぽい意気の良さがある方だなと思いました。」と述べた。

 レコーディング時には、田島が甘いもの好きとのことで、持田が「揚げまんじゅう」の差し入れをするなど楽しげな様子。また、同曲のミュージックビデオは、Caocaoがとある中学校でシークレットライブを行う模様をドキュメンタリータッチで描き、2月の中旬に某中学校とその学校に通う生徒達の協力により完成。映画のイメージと見事にマッチした、ライブ感あふれるプロモーションビデオに仕上がっている。

 このミュージックビデオは初回限定盤に付属となるDVDに収録され、その他にも「おっぱいバレー」のシーンをインサートした映画ヴァージョンと映画予告編も収録されている。


持田香織 コメント

私がデビューした頃、ドラマの主題歌であった、プライマルという曲。なんて素敵な曲だろうと、なんて素敵な歌声だろうとなんとも優しい気持ちになった。

今回「おっぱいバレー」という映画の主題歌をやらせていただくことになり、とても嬉しいお話でした。まず、なにが可愛いって、「おっぱいバレー」というタイトルがなんとも可愛い響きだなと。

そんな中、どういった楽曲にしていくのかなと思っていると、オリジナルのものではなくフィンガー5の「個人授業」をカバーしてほしいというお話でしたので。では、何か違った形でできたらと私が以前から何かいつかご一緒できたら嬉しいなと思っていた田島貴男さんにお願いしてみたところ、引き受けてくださり、ご一緒させていただく運びとなりました…。こんな幸せなことはありません

実際お逢いした田島さんはとにかく圧倒的な存在感で「うわ!田島さん!」といった印象ですが、おしゃべりしていると物凄く面白くて、現場では、お腹を抱えて笑うことも多々ありました!

事前にアレンジした音源をいただいていましたが、はじめてそれを聴いた時の感動と興奮といったらなかったです。勉強させていただくことはたくさんありました。田島さんの歌声は、目の前にある世界と空想とにどこまでも続くように響き渡る、とても夢心地なものです。

わたしの青春時代とは、少し異なる時代背景であります「おっぱいバレー」ですが、こういった作品を通じて、その世界を知ることができることが嬉しいことであり、知らない世界を覗いてみると、切ないと感じるものや、大切にしたいと思うものは変わらずにあり、その想いは今もあり続けると感じています。

変化をしながら進化をし、また、だからこその根本にある大切なものを、この映画から感じ取れるような気がしています。


田島貴男 コメント

今回は乗りに乗って楽しく仕事できましたね!ほぼ一日でアレンジができあがり、最初の打ち合わせのときにはすでにデモがほとんど出来上がっていました。

 持田香織さんとは初めてお会いしたのですが、物腰の柔らかさと下町育ちっぽい意気の良さがある方だなと思いました。歌のレコーディングのときは自ら何度も何度もトライしようしていて、歌に対する熱意を感じました。リズムレコーディングのときは美味しい「揚げまんじゅう」の差し入れなど、いつもいい雰囲気を作っていただいて、ミュージシャン、スタッフ皆楽しくレコーディングできました。

 まさか1970年代の遠い未来である2009年に、あの「個人授業」を持田さんと自分がデュエットしてレコーディングするとは思ってもみませんでした。「おっぱいバレー」の時代、フィンガー5というスーパースターがテレビにいつも出ていた頃、ぼくは小学校低学年で、学校帰りに立ち寄る駄菓子屋に飾ってあった晃さんのトンボメガネが、もう欲しくて欲しくてしょうがなかったんです。今回カバーするにあたり、原曲を聴き直して、晃さんが、当時変声期以前の子供だったにもかかわらず、黒人的な歌唱法を身に付けていたことにあらためて驚かされました。

 まだ現役選手だった長嶋茂雄、王貞治、大相撲輪島対先代貴乃花、山口百恵などの話題でクラス全員が盛り上がった時代。「若くてきれいな女の先生」は、それだけで男子学生達にとって「原動力」になり得たかもしれませません。あの頃日本は少年で、我々みんなの胸に、「憧れ」 という気持ちが生き生きと濃いタッチで鮮明にあったように思います。だからいまぼくたちはこの映画を見て、なにか甘酸っぱいような気分になるのでしょう。いまこの「おっぱいバレー」の時代を振り返り、「憧れ」、「原動力」、「動機」が、どのように作られていたのか、確かめてみるのも良いかもしれません。

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