5日に行われたリーガ第29節、ホームでのヘタフェ戦で大勝し、チームの調子も上向きのバレンシアに残念なニュースが届いている。MFマヌエル・フェルナンデスが腓骨骨折で今シーズンに別れを告げることになった。フェルナンデスは同試合の前半15分から20分の間に左足首を強打。この時に腓骨を骨折したようだ。痛みは感じたものの、そのまま最後までプレーしたフェルナンデス。約75分間、骨折したままの状態でプレーしていたということだ。

 翌6日、フェルナンデスの腫れ上がった左足首を見て驚いたバレンシアのチームドクター。検査の結果、腓骨骨折していることが判明した。「そんなに痛くはなかったし、問題なくプレーできた。骨折したことが分かった今、どう我慢できたのかは分からない。はっきりしているのは残りのシーズンを失うということだ」。ギブスで固定され、松葉杖姿のフェルナンデスはそうコメント。

 成績も下降線をたどっていたバレンシアだが、この2連勝で勝ち点を46ポイントに伸ばし、5位に浮上。4位のビジャレアルにも2ポイント差と肉薄し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場圏内も見えてきた。今シーズン、コンスタントに出場してきたフェルナンデス、チームの調子も上がりつつあるバレンシアにとって痛い離脱となった。

(スペイン通信)