本格的なアイスが作れる「くるりんアイスクリン」

写真拡大 (全7枚)

東京では29日も真夏日が続いた2008年の夏だが、猛暑には冷たい飲み物やアイスクリームの「涼」が恋しくなるのは誰でも一緒だろう。あまり知られていないが日本人はアイスクリーム好きな国で、アイスクリームの年間生産量は世界第3位なのだ。ちなみに第1位はアメリカ、第2位は中国となっている。

さて、食品に対する安全性が社会問題となっている現在、アイスクリームも安全で美味しいものが食べたいという欲求も強まっているが、手作りのアイスクリームは美味しいとはわかっていても手間と時間がかかる上に、かならず美味しいアイスクリームを上手に作れるという保証はない。

「手軽に本格的なアイスクリームは作れないか?」と、インターネット上で探していたところ見つけた秘密兵器がセガトイズの「くるりんアイスクリン」だ。

アイスクリームの歴史
そもそもアイスクリームとはなんだろうか? アイスクリームはいつできたのだろうか? 作る前にアイスクリームの基礎知識をしらべてみよう。

アイスクリームってなに?
日本では、乳固形分の量が15%以上のものを「アイスクリーム」、10%以上のものを「アイスミルク」、3%以上のものを「ラクトアイス」と食品衛生法などで分類されている。ちになみにシャーベットは果物、果汁を使うものとされている。

●いつ頃からあるの?
アイスクリームの歴史は古く、紀元前のアラブからギリシャ、イタリアに健康食として伝えられたようだ。11世紀のシチリアでは、すでにソルベットが作られ15世紀にイタリアからフランスに伝えられる際、ソルベになった。

そんなアイスクリームが庶民の口にも入るようになったのは、17世紀のパリで世界初のアイスクリームが商品化されてからだ。アメリカにアイスクリームが伝わったのは18世紀。1984年、アメリカのレーガン大統領はアイスクリーム産業が乳業の発展に貢献したとして、7月を「国民アイスクリーム月間」、同月第3日曜を「国民アイスクリームの日」と制定している。

日本では、4世紀半に奈良で氷室が作られ、その頃から氷菓の歴史が始まったと伝えられている。アイスクリームと初めて出会った日本人は18世紀にアメリカのワシントンを訪れた使節団とされており、当時の人には「アイスクリン」と聞こえたという。


アイスクリームを作ってみよう
上手にアイスクリームを作る極意は、いかに低温を保ちながらクリームをかき混ぜるかにある。通常は氷と塩を入れたボウルの中の容器でクリームをかき混ぜるが、アイスクリーム作りに慣れていない人にはかなりの手間で、溶けた水がアイスに入ってしまって失敗するケースも多い。

「くるりんアイスクリン」は、冷却剤が入ったポット(冷却ポッド)をあらかじめ冷凍庫で冷やしておくことで、氷や水を使わない画期的なアイスクリーム製造器だ。「くるりんアイスクリン」を使えば、3ステップで誰でも本格的なアイスクリームが作れる。

1.冷蔵庫で冷却ポットを7時間以上凍らせる
2.アイスクリンンの中に材料を入れる
3.ハンドルを時計まわりに回す
写真1「くるりんアイスクリン」の中身写真2 セガトイズ「くるりんアイスクリン」

●牛乳たっぷりのバニラアイスを作る
アイスクリームの中でも一番シンプルなバニラアイスを作ってみよう。材料のレシピは下記のとおり。生クリームがなければ、そのぶんの量を牛乳に変えることで、オリジナルのアイスクリームを楽しめる。

材料:牛乳50cc、生クリーム200cc、卵1個、佐藤40g、バニラエッセンス1滴

まずは、ボウルにすべての材料を入れてよくかき混ぜておこう。「アイスクリン」のポットケースに冷凍庫から取り出した冷却ポットを入れてインペラー(羽根)をセットする。ボウルに材料を入れてよくかき混ぜたら、その材料を冷却ポットの中に入れてフタをして左にまわしてロックする。
写真3 バニラアイスクリームを作る材料写真4 ボウルに材料を入れてかき混ぜる

「アイスクリン」のポットにハンドルをセットして時計まわりに回すと、15分ほどでハンドルが重くなりアイスクリームができあがる。ハンドルが回しにくい場合には、逆に回してみよう。固いアイスクリームを作りたい場合には、別の容器に移し替えて冷蔵庫で30分ほど冷やすとよい。
写真5「アイスクリン」のハンドルを回す写真6 手作りアイスクリームが完成

「くるりんアイスクリン」には、ヘルシー料理研究家の小山美枝先生が監修されたレシピ本が付属され、このレシピ本だけで40種類以上のアイスクリームを作ることができる。また「くるりんアイスクリン」は氷を使う必要がないため、屋内だけでなく屋外に持ち出してアイスクリームを作ることができる。家族揃ってアウトドアで手作りアイスクリームを楽しむといったことも可能となるわけだ。

さらに自家製なので食材を自ら選べるため、食事制限やアレルギーなどで市販のアイスクリームが食べられない人にも適したアイスクリームを作ることができる。

「くるりんアイスクリン」に興味を持った人はこの夏、自分だけのアイスクリーム作りに挑戦してみてはいかがだろか。

製品名:セガトイズ「くるりんアイスクリン」
希望小売価格:7,140円(税込み)
実売価格:5,500円前後(税込み)

くるりんアイスクリン
セガトイズ

■こちらもオススメ!大人の物欲 最新ニュース
歌を忘れたカナリアに歌を教える「鳥オルガン」
手のひらの熱で動く?スターリングエンジン
ニンテンドーDS Lite vs PSP!テレビを見るならどっち? - ワンセグ比較 編
そよ風でもピカピカ光る!「風力発電機」
腕時計の仕組みがわかる「機械時計」
【大人の物欲】記事バックナンバー

編集部:関口哲司
Copyright 2008 livedoor. All rights reserved.