EUに属する各国1部、計27リーグで今季プレーしているブラジル人選手の数は、何と493人にも上る。2005年には史上最高857人もの同国選手が移籍の対象となり、1億5900万ドルがカナリアの国にもたらされたとされている。

 今季イタリアでは、セリエBも含め54人のブラジル選手がいるが、欧州全体で見ると旧宗主国ポルトガルでの数が群を抜いている。ポルトガル・スーペルリーガでは133人がプレー。そのうちナバルのロッカールームだけで16人もいる。ポルトガルの法律では、ブラジル人は外国人と見なされないためだ。

 以下、各国1部リーグでプレーするブラジル人選手が多い順に10位まで国名を挙げてみる。数はわずかだが、スロベニアやルクセンブルク、果てはマルタ島やキプロス諸島のリーグでもカナリアの国の選手たちはプレーしている。彼らのバイタリティには感服するばかりだ。

【ブラジル人選手が多くプレーする国順位】※()内は選手数

1位 ポルトガル(133)
2位 イタリア (38)
3位 ギリシャ (34)
4位 フランス (33)
5位 ドイツ  (30)
6位 スペイン (27)
7位 リトアニア(22)
8位 ブルガリア(21)
9位 ポーランド(17)
10位 オランダ、スウェーデン(16)