アーセナルが欧州屈指の金持ちクラブになったことが発表され、ヴェンゲル監督が補強資金に7000万ポンド(約164億円)という巨額を用意してもらえることになった。
 エミレーツスタジアムに移った昨季の売り上げが2億ポンド(約470億円)と、前年度の1.5倍になったことが24日に発表されたのだ。
 これでレアル・マドリーに次ぐ、欧州第2位、すなわち世界第2位の金持ちクラブになった。しかも、営業利益は昨年の2.74倍にあたる5120万ポンド(約120億円)で、収益性はレアル・マドリーをはるかに上回る。
 6万人収容のエミレーツでは試合日の収入が1試合あたり310万ポンド(約7億3000万円)にのぼり、ハイブリー時代から倍増した。スタジアム移転に懐疑的だった人をも納得させる数字だ。
 キース・エデルマン代表取締役はクラブの現状について、「非常にいい状態にある。監督の手腕とチームのプレーは際だっているし、それを我々は経営面で後押ししている。今の我々にはアーセンの望むような補強をする資金力がある。アーセンが望むなら、7000万ポンドを用意できる」と話した。