松坂は、野茂に及ばずー。ボストンの地元紙「ボストン・グローブ」は、13日付けで、日本を代表する2人の投手として、95年にドジャーズに入団した野茂英雄投手と、今年レッドソックスに入団した松坂大輔投手の1年目のこれまでの成績を比較する記事を掲載した。

開幕からこれまで13試合の先発登板を消化した時点で、松坂と野茂を比較してみると、野茂が圧倒的な好成績を残していることがわかる。記事のデータによると、95年の野茂は、開幕から13試合先発登板した時点で、6勝1敗、2完投2完封。防御率は1・99という好成績を残している。被安打率は、実に・158で、90回1/3を投げて、119奪三振。この前半戦の素晴らしい活躍で、新人ながら日本人で初めてオールスターに選ばれるのに相応しい成績を残していたことが伺える。

一方、今年の松坂は、同じ13試合先発登板時点で、7勝5敗1完投。完封はまだなく、防御率は、4・52という結果に終わっている。被安打率は、・257で、これまで、85回2/3を投げて85三振と“パイオニア”の野茂には、勝ち星のみならず、内容でも差をつけられている格好だ。同時に、同記事は、「同じア・リーグで、松坂よりも勝ち星が勝っているのは、同僚のベケット、エンゼルスのラッキー、インディアンスのCCサバシアの3投手しかいない」と、松坂の健闘を認めているが…。改めて、野茂の偉業に敬服―。
〔USA通信〕