前回予想よりはやや遅くなったところが多くなりましたが、来週はいよいよ桜前線がスタートするでしょう。東京もあと1週間で開花となりそうです。14日、日本気象協会発表の第4回桜開花予想です。

開花と満開の傾向

2019年の桜の予想開花日は、全国的に平年より早い予想です。前回予想(3月7日発表)よりは1日から3日遅くなったところが多いですが、来週にはいよいよ桜前線がスタートしそうです。開花のトップは福岡と愛媛県宇和島で3月18日、熊本や高知、名古屋、岐阜で20日に開花するでしょう。東京は21日、大阪は26日に開花の便りが届きそうです。4月上旬には平年より1週間程度早く、新潟や長野、仙台で、4月中旬には東北北部で開花するでしょう。桜前線は4月下旬に津軽海峡を渡り、札幌で4月30日に開花する見込みです。
この冬(12月〜2月)は、寒気の流れ込みが持続せず、暖冬となり、西日本の一部で休眠打破が遅れたと考えられます。しかし、来週から4月上旬にかけて気温は平年より高く、開花、満開ともに平年より早いでしょう。ただ、今週末にかけて寒の戻りとなることから、関東を除く多くの地域で前回予想よりは1日から3日遅くなりました。
満開日は開花日の1週間から10日後くらいで、予想満開日が最も早いのは高知と愛媛県宇和島で3月29日です。平年より2日から6日早いところが多く、名古屋や東京は30日、大阪は4月2日の予想です。
※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること

各地の詳しい開花・満開予想日はtenki.jpの桜開花予想ページをご確認ください。
https://tenki.jp/sakura/expectation/
各地点の桜の開花状況についてはtenki.jpの桜開花情報ページをご確認ください。
https://tenki.jp/sakura/