12日、アジアカップに向けた日本代表が発表されます。先日、森保一監督がヨーロッパ視察に出かけて香川真司と会っているため、即「香川復帰」という声もありますが、どうでしょうか。

僕は今回、監督が香川から状況を聞いてきたのではないかと思っています。もちろん、会いに行ったことでしっかり視野に入れているということを示したでしょうし、香川のモチベーションもアップさせたでしょう。

ですが現在、香川はリーグ戦14試合のうち1試合に途中交代で出たに過ぎません。そんな状態の選手を呼ぶのだったら、森保監督が面談したもう1人、宇佐美貴史のほうがまだいいのではないかと思います。

そう考えると、現時点で香川を招集しない確率のほうが高そうです。もっとも、香川が呼ばれる可能性はゼロではないはずです。それには条件があります。

もし、香川がチームで使われる可能性はないと考えていて、しかも香川に移籍の話が来ていない場合は、招集してどれくらプレーできるのか確認するのではないでしょうか。

また、日本代表で好プレーを見せることができれば、2011年1月のアジアカップで活躍した長友佑都がチェゼーナからインテルに移籍したように、いい移籍先が見つかるかもしれません。

招集されてもされなくても、香川が非常に厳しい状況にあるのは間違いないと思います。ですがワールドカップで活躍したのはたった6カ月前。まだまだ十分やれるはずです。香川は苦しいでしょうが、ぜひ乗り越えてほしいと思います。