たった一つの言動で、百年の恋が冷めることもある。人はどんな瞬間に相手を「あ、もう好きじゃない」と思うのだろうか。今回は、キャリコネ会員・キャリコネニュースSNSフォロワーから寄せられた体験談を紹介する。

彼氏が熱を出した時、看病に行ったという20代女性(販売・サービス職)は、コンビニで自宅調理するタイプのうどんを買って行った。すると彼から「コンビニで買うとかありえない。おかゆも作れないの?』と言われたという。

「カップ麺ならまだしも、コンビニといえど調理するタイプ。炊飯器もないのに何がおかゆ? 私としては近距離に住んでいる訳でもないのに看病しに行っただけ、有り難く思ってほしい」

好意も厚意も蔑ろにするような言葉には、気持ちが冷めても当然だ。

「別れ話の最中に"今までプレゼントしてきた"もの達の代金請求」

一方、「ぷぎゃー、キタコレ、ワロスなど2ちゃん用語を対面で話していた時に冷めた」(20代女性/管理・事務職)という人も。筆者(編集部T)も彼氏に突然「ママーッ!」(編注:ネット上で興奮したときによく書き込まれる言葉)と叫ばれ、理解できないと思い別れたことがある。

2ちゃんねる用語やなんJ語(編注:「なんでも実況J」などの匿名掲示板で使用される言葉)がお互いの共通言語であれば、コミュニケーションも取れるし、親密さをアップするきっかけになるかもしれない。しかしそうでない場合、断絶を生む可能性の方が非常に高いので避けたほうが賢明ではないだろうか。

プレゼントに関することで冷めたという人も少なくない。センスのないプレゼントを貰ったという30代女性(販売・サービス職)は「高校生の時におばさんくさいバッグをもらいました。ブランド物だから期待してしまった……別れてからおばあちゃんにあげました」という。また男性からは、

「別れ話をされている最中に"今までプレゼントしてきた"もの達の代金を請求された。一気に冷めた」(20代男性/販売・サービス職)
「次から次に『物を買って』と言われ、俺はお前の財布じゃないと思った」(30代男性/技術職)

といった声が寄せられた。このような話を聞くにつれ、プレゼントは相手の好みのものを、押し付けがましくなく渡したいと思う。貰う立場の場合はねだるのではなく、相手がこちらの好みを考えて選んでくれた物を、さっぱりとした気持ちで渡してほしいし受け取りたい、と思ってしまう。

「やっぱり土人は使えないね」「お前ができたから娘は介護から解放される」

他にも、自分と感覚があまりにも違いすぎる時に冷めたという人も多い。

「ラーメンの食べ方が汚かった。若くもなく内科医なのにスープを全部飲んだ。婚約してたけどその後二度と合わずに別れた」(40代女性/販売・サービス業)
「コンビニでの会計時に、お金を投げるように放ったとき」(40代男性/技術職)

技術職の50代男性は、居酒屋で東南アジア系と思われる店員さんがジョッキを運んできた時、恋人が取っ手が自分の方向に向いていないことに腹を立て、「やっぱり土人は使えないね」と発言したという。「呆れると同時に、悲しい気持ちになりました」とコメントしている。

販売・サービス職の50代女性は、当時21歳年上の男性と婚約した。相手には成人し、家庭を持つ娘がいた。娘が開いたバーベキューパーティーに呼ばれ、自身は周りの人達に紹介もされたというが、

「周囲からしきりに『よかったね〜』と祝福されていたけど、どうもその言葉の行く先が私ではなく娘さん。パーティー後、相手にしっくりこない胸のうちを明かすと、『当たり前だよ、お前ができたから娘は介護から解放されるんだから』と言い放ちました」

という。さらに「腹上死するかもしれなんよな〜」などと言われ、呆れて指輪も返し、縁を切ったという。見えなかった相手の本心があらわになったとき、人は冷めるのかもしれない。