金メダルを獲得した羽生結弦【写真:Getty Images】

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“プルシェンコ超え”の五輪連覇、羽生の“連覇の3ショット”掲載で称賛

 平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)は206.17点をマークし、合計317.85点。1952年のディック・バトン氏(米国)以来、66年ぶりとなる連覇の偉業を達成した。オリンピック史に刻まれる金字塔に対し、五輪金メダル2度のエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)は自身も果たせなかった偉業を「ユヅルを誇りに思う!なんて王者なんだ!」と祝福している。

 プルシェンコ氏は男子シングル終了後からほどなくしてインスタグラムを更新。表彰式で銀メダルの宇野昌磨とハビエル・フェルナンデスの中心で笑顔を見せる羽生の“連覇の3ショット”画像を掲載している。

 そして、投稿では「ユヅルを誇りに思う!なんて王者なんだ!」と称賛。さらに「ハビもよくやったよ!そして、おめでとうショーマ!なんて競争なんだ。すべての偉大なスケーターにありがとう!」と労っていた。

 羽生が幼少期にプルシェンコ氏に憧れ、マッシュルームヘアにしていたのは有名な話。プルシェンコ氏自身もジュニア時代から羽生をかわいがり、そして、ソチ五輪では同じ舞台で戦った。

大会前には金メダル大本命に挙げ、まさに的中「彼こそ至高だからだ」

 今大会の大会前には、海外メディアの取材に対し、羽生を金メダルの大本命に挙げ、「なぜなら、彼こそ至高だからだ」と理由を述べていたが、まさに的中した形になった。

 羽生がリハビリ中に迎えた12月7日の誕生日にはSNSで「最も才能のある、世界最高のスケーター。私の友人であるユヅルさん、誕生日おめでとう。君が万全であること、そして君の夢全てが現実となることを祈っている」と祝福と祈りを捧げていた。

 プルシェンコ氏自身は02年ソルトレイク大会以降、男子シングルで銀、金、銀と3大会連続でメダルを獲得したが、連覇を果たすことはできなかった。

 羽生にとっては、まさに憧れの人を超えた証明となる日。そんな喜ばしい偉業は、プルシェンコ氏にとっても格別な日になったようだ。(THE ANSWER編集部)