日馬富士の暴行を断罪する坂上忍に「取っ組み合いで退学」の過去

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 日本中に衝撃を与えた横綱・日馬富士の暴行騒動は、傷害事件に発展する様相を見せ、いまだ収束の見通しが立たない。

 暴行騒動があったのは秋巡業中の10月25日の夜。モンゴル出身力士らが集まった宴席の二次会で、平幕・貴ノ岩の言動に立腹した日馬富士がビール瓶や素手で殴打。貴ノ岩に大怪我を負わせ、日馬富士は九州場所3日目の14日から休場している。

 この騒動は昼の情報番組「バイキング」(フジテレビ系)でも連日報道され、MCを務める俳優の坂上忍も、日馬富士に対して厳しい意見を述べ続けた。11月14日の放送では「一般人相手だったら普通に刑事事件。お酒の席で後輩に何を言われたか知らんけど、相撲取りだったら張り手でいいでしょう。ビール瓶を持ち出す必要はないよね」と非難。一般人に対する暴行が引き金となり2010年に引退した元横綱を引き合いに出し「朝青龍関がああいう形で角界を去ったのに、なんで学習しなかったのか」と悔しがった。

 日馬富士の廃業、角界追放の可能性も高まっているが、じつは当の坂上にも、一度の暴力であるところから追い出された苦い過去があった。

「11月16日に発売された『週刊新潮』の連載コラムで自ら綴っているのですが、坂上は高校の入学式で大ゲンカしたそうです。後ろの男子学生からテレビに出ていることを冷やかされた坂上は激昂し、取っ組み合いになった。体育館から退場させられた坂上はそのまま学校を飛び出し、飛行機で長崎の友人宅まで遊びに行ったといいます。結局、そのまま自主退学してしまいました」(週刊誌記者)

 暴力の代償を知っているからこそ、日馬富士の蛮行がよけいに残念に感じられたのかもしれない。

(石田英明)