ベルギーのブリュッセルにある欧州理事会の本部「ヨーロッパ・ビル」で、有害煙霧の発生を受けて避難した職員たち(2017年10月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】欧州連合(EU)は18日、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)に総工費3億2100万ユーロ(約430億円)をかけて建設した新本部「ヨーロッパ・ビル」で再び有毒煙霧が発生したことを受け、19日から予定されていた欧州理事会(European Council)の開催場所を近隣の別の建物に移すと発表した。

 ヨーロッパ・ビルでは13日、厨房(ちゅうぼう)から有毒な煙霧が発生して20人が吐き気や目の痛みなどの体調不良を訴え、9人が病院に搬送される騒ぎがあったばかり。当局によれば2種類の洗剤の化学反応が原因だったという。

 18日にもやはり厨房で発生した有毒煙霧で複数人が体調不良を訴え、職員らが建物外への避難を余儀なくされた。

 欧州理事会は声明で「きょうヨーロッパ・ビルで起きた事件を受け、予防措置として10月19〜20日の欧州理事会は(旧本部)ユストゥス・リプシウス(Justus Lipsius)で開催することに決定した」と述べた。

 建設予算を若干オーバーしたヨーロッパ・ビルでは1月、予定より数日遅れて最初の会議が開催された。1995年からEU首脳が会議を行ってきた旧本部ユストゥス・リプシウスに代わる新本部は、ガラスと鉄骨でできた箱の中に巨大なガラス製の楕円(だえん)構造物がある近未来的な形状から「スペースエッグ(Space Egg)」の異名でも呼ばれている。
【翻訳編集】AFPBB News