2017年1月から放送されているNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、高橋一生さんの演じる小野但馬守政次が、2017年8月20日(日)放送の第33回「嫌われ政次の一生」の中でその生涯を閉じました。柴咲コウさん演じる井伊直虎との一筋縄ではいかない複雑な関係や、高橋さんの色気と迫力のある演技で非常に高い人気を博したキャラクターだということで、フォトブック付きの「追悼」緊急特盤「鶴のうた」が発売されることがソニーミュージックから発表されています。

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 『鶴のうた』 壮絶な最期を遂げた小野政次(高橋一生)、その瞳と声をここに刻む!

http://www.sonymusic.co.jp/artist/SoundTrackInt/page/naotora-tsurunouta



NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた サウンドトラック | Sony Music

http://www.sonymusic.co.jp/ilist/soundtrack/SICX-30045

サイトがシンプルすぎて「そういうネタかな?」と思ったのですが、ディスコグラフィのページにも追加されていました。



高橋さん演じる小野政次は、柴咲さん演じる直虎(おとわ)とは幼なじみの関係ですが、井伊家の重臣でありながら今川寄りの意見を取るとみられたこともあって、直虎が井伊の当主になってからの関係には微妙なところがありましたが、政次には真の狙いがあって現状の態度であると理解してからは、井伊家が乱世を乗り切るための両翼のような関係となっていました。

一方で、井伊家が従う今川家は武田家の関係が悪化し、遠江割譲を迫られたことでいよいよ戦を決断します。この流れの中で、井伊は今川に従うふりをしつつ、武田とともに遠江に侵攻してくる徳川方へ裏切ることを決めていました。ところが、井伊とは別に、今川方から徳川方へ裏切ることを決めていた近藤康用は、井伊が徳川方へ寝返ることで、その領地が「切り取り自由にならない」ことを不服に思って策を弄し、政次が徳川に弓を引いたように見せかけました。ここまでが第32回「復活の火」までの内容。

第33回「嫌われ政次の一生」では、井伊を守るために、政次があえて近藤を襲撃して傷を負わせ、徳川を謀ろうとした者として磔にされる姿が描かれました。すべては仕組まれたことであり、井伊のせいではないものの、ここで井伊家が徳川を謀っていたとあってはお家の存続に関わるということで、すべてを飲み込んで罪を引き受けた政次と、その政次の意思を理解した上で「政次が直虎をも謀っていた」と芝居に乗ってみせた直虎の姿には、心を打たれたという感想が多く見られました。ちなみに、磔になった政次と、自ら政次を槍で突いた直虎による『ラブシーン』は視聴者から「槍ドン」と表現されていました。

小野但馬政次、衝撃の最期に視聴者が死んだ「新しいラブシーン」「NHKは槍ドンという新しいラブシーンを開発した」 #おんな城主直虎 # - Togetterまとめ

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緊急特盤「鶴のうた」は「壮絶な最期を遂げた小野政次、その魂を慰める追悼盤」で「辞世の句と幼少より親しんだ禅語『百尺竿頭進一歩』を政次自身の朗読と菅野よう子の音楽で綴る、涙の追悼企画」。

初回盤には小野政次フォトブック「政次 命」(全24P)が封入されます。収録曲は「天つたふ日」「鶴の月」「おんな城主」「瞳残照」「対局」「小野但馬」「磔」「鶴飛び去りし」「天虎 〜 虎の素」「再来 〜 井伊への道」「幼き思い出」「君看よ双眼の色 featuring 小野政次(高橋一生)」「自灯明」「月待ち」の14曲。

発売日は2017年8月23日(水)で、価格は2500円+税。品番は「SICX-30045」です。