(写真:ゲッティ)

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16日放送、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では、「よく見るアレってスポーツが詳しい人でも分からないんじゃないの?」第2弾を放送。ゲスト出演したスポーツ好きの森脇健児、グローバー、岡副麻希が、スポーツ界の「言われてみると気になること」クイズに挑戦した。

野球経験者100名のうち、わずか7%しか回答できなかったのが、岡副も経験がある始球式の誕生秘話。先日も女優・石原さとみのサブマリン投法が話題となったが、そもそも始球式が生まれた理由はどこにあったのだろうか。

グローバーの回答は、「不正なボールを見極めるため」。両軍と無関係な中立の第三者が始球式を行うことで、公平性のチェックにつながるのではないかと予想。

岡副は「球場の張り詰めた空気を入れ替えるため」と回答。森脇は「ワシにいっぺん投げさせて」などと言って周囲を困らせる「お偉いさんのわがまま」ではないかとした。

だが、正解は予想外にも「アメリカの大統領に運動させるため」だった。

始球式の第一人者、第27代アメリカ大統領のウィリアム・タフトが、160キロという巨漢だったことから、側近が公務への影響を心配。そこで、少しでも運動してもらうべく、試合前に一球だけ投げさせることを思いついたという。それが以降、著名人が最初の一球を投げるスタイルに変化したのが、現在の始球式へとつながっていったのだ。

華やかな衣装に身を包んだ芸能人の始球式は、常に大きな注目を集める一大イベント。だが、タフトが巨漢でなければ、そんなイベントは生まれていなかったのかもしれない。