緑内障の目薬で髪が生えるって本当なの?

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緑内障の点眼液(ルミガン)とは

ルミガンとは、ビマトプロストという物質の点眼液の商品名です。

ビマトプロストとは、緑内障の進行制御や眼内圧亢進の管理のために使用される物質で、プロスタマイドF2α誘導体です。

眼圧を下げる効果があることから、緑内障や高眼圧症の治療に使用されています。

現在は世界40ヶ国で利用されており、日本でもまつ毛の育毛剤として注目を浴びています。

ルミガンの髪への影響

ルミガンが発毛に効果があると話題になったのは、緑内障や高眼圧症の治療で眼圧を抑えるためにルミガンを使用していた患者の中で、「まつ毛が伸びた」「まつ毛が増えた」といったことが沢山報告されたことからです。

そのことから実験を行ったところ、使用開始から16週目で被験者の80%にまつ毛が長く、太く、濃くなり、多くなるなどの劇的な効果が見ることが出来ました。

特に、まつ毛の発毛に効果があることが分かったので、日本でもまつ毛の育毛剤として開発されることになりました。

それからブラッドフォード大学の研究で、ルミガンの有効成分「ビマプロスト」が頭皮の毛包(毛根を含む)にも効果を発揮し、発毛促進に役立つことが分かりました。

その後、様々な研究が行われて、ルミガンを投与した人の毛包は、投与しなかった人の毛包より3割以上髪が長く伸びたそうです。

この結果からルミガンは発毛に影響があると言えます。

ですが、今のところ頭髪専用のものは開発されていません。

しかし、今後商品になる可能性が高いので期待することが出来ます。

ルミガンを使う時の注意点

ルミガンの有効成分「ビマプロスト」には、毛周期の促進とメラニン色素の活性化に効果があります。

点眼液、まつ毛の発毛を目的として使用したルミガンには、以下の副作用が考えられます。

・目の痒み
・充血
・色素沈着
・眼圧低下

頭皮でも同じ副作用が出るかどうかはまだ実験中ということもあり、あまり詳しく分かっていませんので、頭皮に使用される方は注意が必要です。

このように効果を期待することが出来る「ルミガン」。

もし頭髪専用の商品が発売されたら、是非使用してみて下さい。