【海外発!Breaking News】出産後、昏睡状態に陥った母親 7年ぶりに意識回復、娘と奇跡の対面(セルビア)
わが子誕生の瞬間は、母になった女性にとって決して忘れることのない出来事であろう。しかしその喜びを味わうことなく出産後、昏睡状態に陥ってしまった女性がいる。このほどその女性が7年ぶりに意識を取り戻し、7歳になった娘と初めて対面を果たした。英紙『Metro』など複数のメディアが伝えている。
セルビア北部に位置するヴォイヴォディナ州のノヴィ・サド市で2009年、25歳のダニイェラ・コバチェビッチさん(Danijela Kovacevic)は女児を出産した。しかし出産時に起こした感染症がきっかけで、昏睡状態に陥ってしまったのだ。
ところが、このほど奇跡が起こった。ダニイェラさんが7年ぶりに昏睡状態から目を覚ましたのである。そして7歳に成長した娘マリヤちゃんと初めて対面することができた。
ダニイェラさんの親しい友人は「マリヤちゃんは毎日学校が終わると母親に会いに来て、ずっと寄り添っていました。希望を捨てずに、眠ったままの母親に触れて慰めたり笑わせようとしたりずっと励ましていました」と話している。
医師たちも「セルビアでこれほど長く昏睡状態に陥った患者が再び目を覚ますという例はない」と驚いているが、ダニイェラさんの父ジョルジェさんは「娘は今、タブレットとペンを持つことができるまでになりました。座ることもでき、ほんの少しの会話も可能になっています。体重も増え、ものごとに反応し笑い、怒ったりもします。少しずつではありますが、娘は回復しています。800メートルほど歩くこともできたので、大きな進歩ですよ」と喜びを明かす。
現在、ダニイェラさんはドイツのプフォルツハイムにあるリハビリセンターで治療中だ。専門医のもと、脳の機能を刺激するためにスピーチセラピーをしたり体を動かしたりと懸命にリハビリをしているダニイェラさんだが、完全に回復するまでには多額の費用がかかるそうだ。家族や友人たちはダニイェラさんの治療費のための資金集めに奔走しており、先日もテコンドーの試合を実施したおかげで10,000ユーロ(約122万円)が集まったとのこと。しかしながらジョルジェさんによると、治療を継続するにはあと50,000ユーロ(約610万円)が必要なのだという。
ダニイェラさんの治療は時間がかかると見られているが、7年ぶりに成長した娘に会えたことはやはり何よりの喜びに違いない。このニュースを知った人たちからはダニイェラさんへの激励のメッセージとともに「希望を絶対諦めちゃだめだってことだね」といった声が寄せられている。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
セルビア北部に位置するヴォイヴォディナ州のノヴィ・サド市で2009年、25歳のダニイェラ・コバチェビッチさん(Danijela Kovacevic)は女児を出産した。しかし出産時に起こした感染症がきっかけで、昏睡状態に陥ってしまったのだ。
ダニイェラさんの親しい友人は「マリヤちゃんは毎日学校が終わると母親に会いに来て、ずっと寄り添っていました。希望を捨てずに、眠ったままの母親に触れて慰めたり笑わせようとしたりずっと励ましていました」と話している。
医師たちも「セルビアでこれほど長く昏睡状態に陥った患者が再び目を覚ますという例はない」と驚いているが、ダニイェラさんの父ジョルジェさんは「娘は今、タブレットとペンを持つことができるまでになりました。座ることもでき、ほんの少しの会話も可能になっています。体重も増え、ものごとに反応し笑い、怒ったりもします。少しずつではありますが、娘は回復しています。800メートルほど歩くこともできたので、大きな進歩ですよ」と喜びを明かす。
現在、ダニイェラさんはドイツのプフォルツハイムにあるリハビリセンターで治療中だ。専門医のもと、脳の機能を刺激するためにスピーチセラピーをしたり体を動かしたりと懸命にリハビリをしているダニイェラさんだが、完全に回復するまでには多額の費用がかかるそうだ。家族や友人たちはダニイェラさんの治療費のための資金集めに奔走しており、先日もテコンドーの試合を実施したおかげで10,000ユーロ(約122万円)が集まったとのこと。しかしながらジョルジェさんによると、治療を継続するにはあと50,000ユーロ(約610万円)が必要なのだという。
ダニイェラさんの治療は時間がかかると見られているが、7年ぶりに成長した娘に会えたことはやはり何よりの喜びに違いない。このニュースを知った人たちからはダニイェラさんへの激励のメッセージとともに「希望を絶対諦めちゃだめだってことだね」といった声が寄せられている。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)