山下智久を救った亀梨和也との新ユニット結成「キャラ変更が多く“迷走”していた」
2月18日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、4月から土曜夜10時枠でスタートするドラマが『ボク、運命の人です。』に決定したと発表された。同時に、主演にはKAT-TUNの亀梨和也、そして山下智久の出演がキャスティングされ、さらに2人が新ユニット『亀と山P』を結成し、主題歌を歌うことも明らかにされたのだった。
亀梨と山Pといえば互いに10代だった'05年に、日テレ系土曜ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で初共演。このとき役名の『修二と彰』としてユニットを結成し、歌った主題歌『青春アミーゴ』が大ヒットとなった。
「ジャニーズアイドルのCDシングル史上いちばん売れたのがSMAP騒動の影響もあってついには300万枚に届いた『世界に一つだけの花』。2位、3位はそれぞれKinKi Kidsがランクイン。そして4位に『修二と彰』の162・6万枚です」(音楽雑誌編集者)
この快挙に“伝説のユニット”として、今でもファンの間で語り継がれる彼らではあるが、なぜ今“再結成”させるのか。“出会い”から12年、なんとも中途半端にも思えるが……。
“迷走”する山P
「実質的な山P“救済”ユニットと見てもいいのではないでしょうか。というのもソロとして意気揚々とリスタートした山Pですが、いまいちパッとしていないのが現状で、扱いに困っていたとも」(芸能プロ関係者)
'11年に8年間在籍したNEWSを脱退し、SMAP元マネージャーのIさんのもとで活動していた山P。が、毎年のように与えられた主演ドラマも、徐々に視聴率は下降。'15年4月の『アルジャーノンに花束を』(TBS系)では、平均視聴率8・6%とひとケタを記録すると、以後は主演を任されなくなった。
歌手としても脱退直前に華々しく香港や韓国、台湾を含めたアジアソロツアーを慣行するも、ふたを開けてみれば以後はオリコンランキングで1位を逃すことも。
「ワイルド系になったりエロ系になったりとキャラ変更が続き、明らかに“迷走”していたように見えました。またバラエティー番組の司会をしたり、英会話番組を始めたりと新しい道を模索するも結果がついてこなかった。思いどおりにいかないストレスもあったのでしょう。当時は、親友の赤西仁らとの夜遊びがよりどころだったのかもしれません」(芸能レポーター)
そんななかで、赤西軍団は六本木の路上で一般人グループとトラブルになり、山Pが女性の携帯電話を持ち去ったとして書類送検されてしまったのだ。これを境に赤西との接触も禁止され、“謹慎”の意味もあったのか新曲が発表されることはなかった。
動き出した山P
そして'15年末、ようやく山Pが動きだした。ジャニーズカウントダウンコンサートで、結成から10周年を迎えた『修二と彰』が『青春アミーゴ』を披露したのだった。
「このときすでに、翌'16年の山Pソロ5周年を記念したベストアルバムの発売、ツアー開催が決定していました。一方でKAT-TUNの活動休止が決まり、浮いていた亀梨とのコラボが企画されていたともいいます。ところがIさんの退社やSMAP騒動も重なり、結局は山Pのコンサートに亀梨がサプライズ出演するだけにとどめられたのだとか」(レコード会社関係者)
つまり『亀と山P』は、山Pにとって1年越しの悲願だったのかもしれない。
「ジャニーズの中でも、赤西とは真逆の優等生とされる亀梨。再び組むことで、王道アイドルに戻ろうとしているのでは? “犬猿の仲”ともウワサされましたが、すっかり仲よくなっていたんですね」(前出・芸能レポーター)
山Pはユニット結成発表が待ちきれなかったのか、1月31日に放送されたラジオで、元日の朝に亀梨に招かれて一緒にお酒を飲んだという仲よしエピソードを披露していた。
そして2月8日、Zepp東京で開催された、B'z稲葉浩志のライブにも2人そろって訪れていた。
「2階関係者席の通路に近い席に座っていました。亀梨クンはハットをかぶってメガネをかけていたんですけど、山Pは変装することなく堂々としていましたね。2人はジッと稲葉さんのステージに見入っては、時折、何かを確認するように話していましたよ」(会場を訪れた女性客)
実は、それぞれに稲葉と交友を持つ亀梨と山P。しかし、この日はただ楽しむだけではなく、自分たちの勉強もかねていたのだろう。
さらに4日後、今度はアメリカ・ロサンゼルスで開催された音楽賞『グラミー賞』授賞式を一緒に見にいったというのだ。
「成田空港でもハットにサングラス姿の亀梨と、マスクをした山Pの姿が目撃されています。授賞式ではビヨンセやレディー・ガガら、超一流のパフォーマンスを堪能したことでしょう。『亀と山P』にどう生かされるのか見もの」(ワイドショースタッフ)
まさに「いつでも2人で1つ」。彼らが、とくに山Pがユニットにかける思いはかなりのもののようだ。
「活動休止中とはいえ、KAT-TUNという帰る場所がありスポーツキャスターとしての仕事もある亀梨。新ドラマも主演はあくまで彼ですからね。一方、崖っぷちといっても過言ではない山Pは今度のユニットで再浮上のきっかけにしたいところ。“もう1度青春を!”と力が入るのも無理はない」(芸能プロ幹部)
負け知らずだった青春時代を取り戻したい。