画像は「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」サイト スクリーンショット

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反オカルトとして知られる早稲田大学名誉教授の大槻義彦氏が、『たけしの超常現象特番』でヤラセがあったと自身のブログで明かした。大槻教授は、テレビ朝日側の対応によってはBPO人権委員会へ提訴するとしている。


24日に放送された『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル』では、今年、世界各国で話題となったUMA(未確認生物)の特集や、全米最強の“ブレインハッカー”ことジョー・ブロギー氏が出演者たちの頭の中をのぞき見る実験を実施。超常現象について、肯定派と否定派が議論を戦わせた。


番組に出演した大槻教授は、この超能力者のコーナーでヤラセがあったとブログで暴露。番組の台本には「4名の名前がはっきり書かれて」おり、予めハッキングされる人が決まっていた。しかし、番組内では「スタッフがいろいろ迷って見せ」偶然選ばれたように見せかけたという。さらに、超能力ではないことを証明するために自らの脳をハッキングするように申し出ると、超能力者は『6月生まれはやりにくい、どうも困る』と難色を示し、スタッフが『大槻教授はダメなんです。いろいろ事前の段取りがあるのですから!!』と却下。大槻教授は、『ここで私は引き下がるがこの部分は編集でカットするなよ!』と念を押したが、関連のシーンをすべてカットして放送されたとしている。


大槻教授は27日、テレビ朝日側が番組を打ち切りにしなければ、BPO(放送倫理・番組向上機構)へ提訴すると表明。「私の科学者、教育者としての人格が否定されたことに対する損害の申し立て」として、BPO人権委員会への提訴と同時に記者会見を開く段取りだと綴っている。