(写真提供=SPORTS KOREA)

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ダイエットといえば夏のイメージがあるが、実際は、寒くなる季節のほうが基礎代謝が高くなるため痩せやすいという。最近、女性たちの価値観が整形から肉体改造へとシフトしている韓国では、そんな事実を知ってか知らずか、本格的な秋が到来しても“マッスル・ブーム”が続いている。

韓国“マッスル美女ブーム”の先導者といえる、“奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スンオクがインスタグラムなどに写真をアップするたびに、「モチベーションがあがる!!」という声が集まる。

また、ソウルなどを中心に定期的な行われている各種マッスル大会がメディアで報じられるたびに、意識の高い女性たちを刺激している部分もあるようだ。

最近も総合格闘技のラウンドガールだったコン・ミンソや、女優のパク・スヨンなどが、数か月のトレーニングを経て体を作り、マッスル・コンテストに出場するなどして話題になった。

そんな韓国のマッスル・ブームは今や、気安く「ブーム」などとは呼べなくなったかもしれない。というのも、治療として『マッスルマニア』受賞者たちの運動法や体調管理法などを取り入れる病院まで誕生したからだ。

『マッスルマニア』はボディビル&フィットネスで鍛えた肉体美を競う大会として1991年からアメリカで始まり、前出のユ・スンオクが受賞者となって一躍、有名になった大会。言わば韓国のマッスル・ブームをリードする大会で、これまでも多くの“マッスルクイーン”たちを輩出してきた。

最近で有名なのは、4月の『マッスルマニア世界大会選抜戦』で4冠に輝いた“マッスル美少女”チェ・ソルファだろう。

ほかのマッスル美女とは一線を画する“キュートさ”で人気の彼女のことは、プロ野球始球式姿が日本の写真週刊誌でも取り上げたほどなので、日本にも彼女の名前を聞いたことがある人はいるのではないだうか。

そんな『マッスルマニア』受賞者たちに着目したのが、盆唐ソウル大学校病院。韓国屈指の名門ソウル大学病院が、近年の都市開発で“韓国のビバリーヒルズ”とも称されるようなった新都心・盆唐(プンダン)地区に設けた分院である。

盆唐ソウル大学校病院は、がん患者たちが抗がん治療後に低下した体力を回復し、がんに対する抵抗力を高めるためのトレーニング教室を10月17日から開催しており、その専門トレーナーとして白羽の矢が立ったのが、『マッスルマニア』受賞者たちだという。

「どの程度の運動をどれくらいの強度で行なうか。『マッスルマニア』受賞者たちはそうした専門知識に詳しいだけでなく、エンターテイメント性も兼ね備えいます。患者たちに継続的なやる気を引き出したい狙いもある」

これは病院関係者のコメントだが、実際に『マッスルマニア』出身のマッスル美女には人気と専門性の高いスターが多い。

例えば2015年の『マッスルマニア』のミスビキニ部門1位、スポーツモデル部門1位に輝いている “ 脱アジア級の美ボディ”レイヤンだ。

来る11月に放送予定のMBCドラマにも出演予定で最近は女優しても活動の幅を広げているが、彼女は今でもインスタグラムに魅力的な写真をアップすると同時に、自らの健康法などについても語ったりする。

『マッスルマニア』ビキニ部門グランプリに輝きトップモデルとして活躍するホン・ジュヨンも、SNSなどを積極的に活用して健康法なとどを紹介している。

その健康美を作りあげるための方法を惜しげもなく公開。“アップルヒップ”を完成させるまでのビフォー・アフターまで紹介しているのだから、わかりやすい。

こうしたスター性と知名度を誇る『マッスルマニア』受賞者たちのノウハウや、彼女たちと肉体美を競い合ったフィットネス・トレーナーたちを、専門トレーナーとして招くことで、患者たちのやる気を「楽しく溌剌と引き出す」ことが、病院側の狙いのようだ。

そしてそれは『マッスルマニア』関係者にとっても“渡りに船”と言えるだう。最近、一部で囁かれ始めている厳しい指摘に対しても、何らのメッセージを放てるのだから。

美容を超え、病院にまで影響を与えている韓国のマッスル・ブーム。現実の目に見えるかたちでの社会貢献が成功したとき、次はどんな分野に好影響を与えるのか、注視したい。

(参考記事:写真をアップするだけで記事になる!! “奇跡のDカップボディ女神”ユ・スンオクのSNSがスゴい!!

(文=慎 武宏)