得点シーン以外にも守備やポストプレーで貢献度も高かった岡崎。現地で絶賛されるのも頷ける内容だった。 (C) Getty Images

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 現地時間10月23日、キングパワーで行なわれたレスター対クリスタル・パレス(プレミアリーグ9節)の一戦は、3-1でホームチームが快勝した。
 
 注目の岡崎慎司は、鼠蹊部に違和感を覚えたというエースのジェイミー・ヴァーディーに代わって、今シーズンのプレミアリーグ初先発を飾った。
 
 開始直後1分、相手GKステーブ・マンダンダのクリアボールをカットし、ループシュートでゴールを狙ったが、この決定機は枠を大きく外れた。34分にもマハレズのシュートにヘディングで合わせるも再びミスショットとなった。
 
 しかし、岡崎のゴールへの強い意識は63分に結実する。ドリンクウォーターのクロスを相手CBディレイニーが弾き、こぼれたボールを直接沈めたのだ。
 
 その後も献身的なプレーを続けてフル出場を果たした岡崎を試合後に評価したのは、指揮官のクラウディオ・ラニエリだ。試合後にインタビューに応じたイタリア人指揮官は「シンジがやってくれるってことは分かっていた。彼は一生懸命働いて、チームを引っ張ったね」とその献身性を高く評価した。
 
 さらに地元紙『レスター・マーキュリー』のWEB版は、試合後に採点寸評を掲載。岡崎には「8」をつけ、「早い段階の黄金のチャンスを無駄にしたが、その後は見事にゴールを奪ったうえ、全体的に素晴らしいプレーだった」と高評価を下した。
 
 エースの代役として役目を見事に果たし、アピールに成功した岡崎。ラニエリからも改めて称賛された日本人ストライカーは、次節のトッテナム戦(10月29日)でも起用されるのか。引き続き注目だ。