JAEPO 2016:Androidタブレットを使ったあらゆる場所で使えるコナミの新決済サービス「KMES」を紹介【レポート】
ショッピングでもゲーセンでも使える電子マネー決済システムをコナミが出展 |
千葉県の幕張メッセにて2016年2月19日(金)〜20日(土)の2日間に渡ってアーケードゲームやアミューズメント施設向け機器を発表・展示するイベント「ジャパンアミューズメントエキスポ2016(JAEPO2016)」(主催:ジャパン アミューズメント エキスポ 協議会)が開催されました。
今回はコナミブースにてAndroidタブレットを活用した多くの種類の電子マネーに対応したマルチ決済システム「KMES」(コナミマルチ電子マネーサービス)が展示されていたので紹介します。
KMES決済端末「KONAMIマルチ決済レジ」
KMESはコナミデジタルエンタテインメントが提供するクラウド上で決済処理を行なう電子マネー決済システムの総称で、今回展示されていたAndroidデバイスを利用した決済装置は「KONAMIマルチ決済レジ」といいます。
コナミが独自に展開している電子マネー「PASELI」のほか、数多くの電子マネーに対応し、アミューズメント施設だけでなく、ショッピングセンターといった商業施設などにも提供をしてきたいとのことです。
IDや交通系など幅広く対応する
その中でもコナミ展開の「PASELI」の決済ではビッグデータを活用し、アミューズメント施設(ゲームセンターなど)と商業施設間での顧客情報(個人情報ではなく決済に利用した対象から得られる嗜好など)を共有化することで、ユーザーに適切な告知やセールなどの情報を送ることが可能で、アミューズメント施設と商業施設を結ぶことが可能になる、としています。
ゲームメーカーならではのゲーセンと店舗を結ぶビッグデータ
ちょっと気になったのが、ブース内に展示されていた決済端末「KONAMIマルチ決済レジ」で、2台展示されていた片方が「Nexus 7(2013)」で、もう片方がASUSTeK Computerの「ZenPad 7.0」でした。
Nexus 7の決済端末(写真=左)およびZenPad 7.0の決済端末(写真=右)
説明員によると、テスト機でどの端末を採用して卸していくかは発表していないそうです。また、KONAMIマルチ決済レジは、Androidタブレット+USB接続型Felica/NFCリーダー+Bluetooth接続のレシートプリンターで構成されているため、すでにタブレットを有している店舗に対し、Felica/NFCリーダーとレシートプリンターの構成にソフトウェア提供の形で決済システムを導入できるかを尋ねたところ、説明員曰く「詳細はまだ決まっていませんが個別対応できるかと思います。」とのことでした。
おサイフケータイでの決済にも対応し、多くの電子マネーが使えるだけでなく、クラウド管理+汎用性の高いAndroid端末を使うことで導入コストを抑えたというコナミの新決済サービス「KMES」ですが、これから本格的に展開していくことなので、ゲームセンターと商業施設がさらに近づいてくるかもしれませんね!
記事執筆:河童丸
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