インテルは31日のセリエA第11節で、ローマにホームで1-0と勝利した。納得の白星で首位に返り咲いたロベルト・マンチーニ監督は、苦しみに耐えてファイトしたチームのパフォーマンスを喜んでいる。

試合後、マンチーニ監督は少し感動していた様子ですらあった。『Sport Mediaset』のインタビューで次のように述べている。

「疲労から涙になったんだよ。空気に何かがあったんだ。この勝利に私の影響はあったか? いや、選手たちの功績だ。とても素晴らしく、ローマにスペースを与えなかった。我々はチャンスをつくり、それをとてもうまく生かしたんだ」

マンチーニ監督の功績は、勇敢な選択をしたことにもある。例えば、マウロ・イカルディをベンチにとどめたことだ。

「テクニカルな選択だ。彼は何も間違ったことを言っていない。我々はローマに基点を与えたくなかったんだよ。ウチにはもっとスピードがある選手たちがいる。そういう解決策を使えるときもあれば、センターフォワードが必要なときもあるんだ」

「(ダニーロ・)ダンブロージオと長友(佑都)? 我々には、彼らのウィングとぶつかり、ボールを取り戻すのに強くて速い選手たちがいる。だから彼らを選んだ。2人とも非常に良かったよ」

ベストプレーヤーの一人だったのが、サミル・ハンダノビッチだ。

「彼のクオリティーはもうみんながよく知っている。スクデット? カップ戦がないのはアドバンテージとなり得るが、まだ11試合だ。勝ち点1差に5チームがいる。リーグ戦はまだ長い。どのチームにとってもハードな争いとなるだろう」