/タコ焼きの秘密は、あの多壺鍋。十三世紀のタイで作られ、オランダやフランスに渡って鉄板になった。そして、1900年ごろの神戸で、それで作っていたエスカルゴのベニエ(小麦衣焼き)の具がタコに変わったらしい。/ウチこそ、タコ焼きの元祖、という店がいくつかある。じゃあ、なんでタコが入ってるのか、ちゃんと説明してみせろよ。博物館で当時の現物まで抑えたわけじゃないが、おおよその道筋はわかった。その謎を解く