巨大データを保存するために、いま有望視されているのがDNAを用いた記録技術だ。2012年には、ハーバード大学のGeorge Church博士らが、生きた細胞を使わずにDNAにデータを記録する技術を開発している。ハーバード大学の研究チームは、データをDNAの4つの塩基(A:アデニン、G:グアニン、C:シトシン、T:チミン)で表し、そのDNAを化学的に合成、インクジェット技術を使ってガラス基板に打ち出した。データの読み出しには、DNAシ