年間300億円弱といわれるランドセル市場に異変が起きている。従来の「軽量化・コンパクト化」路線から一転、「大型化」という新しいトレンドが生まれつつあるのだ。口火を切ったのはイオンだ。8月上旬、満を持して発売した今年の新製品は、通称「かるすぽ」。軽くてA4サイズのクリアファイルが折れ曲がらずにそのまますっぽり入る、というのが最大の売りだ。 「ここ1〜2年でランドセルのサイズに対する不満の声が増えていた」