ジョージ・パッカー『イラク戦争のアメリカ』(みすず書房)を読む。600ページの大作。読み応えアリ。4200円(本体)という値づけも、まあ妥当か。しかし、アメリカ、大変です。なんだか気の毒になるくらい。ぼくに気の毒がられたくないか。アメリカが攻め込んだ後、イラクのいわゆるインフラはガタガタになりましたが、その復興資金はどうなったか。《議会は、一八四億ドルのイラク復興費用を含む、八七〇億ドルの歳出法案