「大物財務官の証」円相場を押し上げる効果は限定的だったものの、米国の威を借りて市場にこれまでにない介入警戒感を植え付け、一段の円安進行には歯止めをかけた--。日米両政府が7月末に実施した約28年ぶりの円買い協調介入はこう評価できるだろう。実際、8月末の外為市場では、米国の利上げ観測の高まりを受けた円売り・ドル買いで介入後初めて1ドル=160円台を付ける場面があったが、従来に比べて円安の勢いは限定的だった