「給料を上げるしかない」警察官の深刻ななり手不足と退職増加、これが現実
治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が自身のYouTubeチャンネルで「【警察官はブルーカラーか】元警視庁刑事が解説」を公開した。動画では、警察官の深刻ななり手不足と退職者の増加という現状について、給与体系や労働環境の観点から鋭く問題提起している。
小比類巻氏はまず、警察官採用試験の受験者が2014年度の約10万人から2023年度には約5万人に半減しているデータを提示。合格者の約3分の1が辞退し、若手ほど離職率が高いという危機的状況を説明した。また、治安情勢に対応するため定員は増員されたが実員が伴わず、警視庁だけでも約3000人が不足していると指摘。これは「1つの県警の警察官全体とほぼ同じ規模」だと事態の深刻さを強調した。この人員不足に対応するため、警視庁では隣接する警察署間で夜間の当番体制を統合し、限られた人員を効率的に運用する試行を始めているという。
その背景として、警察官の業務がAIでは代替不可能な「ブルーカラー」的な側面を持つと解説。AI化が進む現代においても、現場での張り込みや聞き込み、被疑者の追跡など、身体を張る業務は不可欠だと語る。しかし、危険で不規則な勤務が伴う過酷な労働環境であるにもかかわらず、民間企業のように成果が報酬に直結しない点を挙げ、「どんなに仕事しても給料変わりません」と、業務の負担と待遇のアンバランスさを浮き彫りにした。また、スポーツ選手のように自身の求めるパフォーマンスができなくなった際に、納得して職務を続けられるかというモチベーションの問題にも言及している。
これらの課題に対し、小比類巻氏は優秀な人材を確保するためには「一言で言うと給料を上げるしかない」と断言。現状の給与水準は決して低くないと認めつつも、民間企業と優秀な人材を奪い合うには不十分だと指摘する。高度な判断力と対人スキルが求められる警察官という職務に対し、一般公務員の枠組みを超えた抜本的な待遇改善が必要だと訴え、今後の警察組織の維持に向けた一石を投じている。
小比類巻氏はまず、警察官採用試験の受験者が2014年度の約10万人から2023年度には約5万人に半減しているデータを提示。合格者の約3分の1が辞退し、若手ほど離職率が高いという危機的状況を説明した。また、治安情勢に対応するため定員は増員されたが実員が伴わず、警視庁だけでも約3000人が不足していると指摘。これは「1つの県警の警察官全体とほぼ同じ規模」だと事態の深刻さを強調した。この人員不足に対応するため、警視庁では隣接する警察署間で夜間の当番体制を統合し、限られた人員を効率的に運用する試行を始めているという。
その背景として、警察官の業務がAIでは代替不可能な「ブルーカラー」的な側面を持つと解説。AI化が進む現代においても、現場での張り込みや聞き込み、被疑者の追跡など、身体を張る業務は不可欠だと語る。しかし、危険で不規則な勤務が伴う過酷な労働環境であるにもかかわらず、民間企業のように成果が報酬に直結しない点を挙げ、「どんなに仕事しても給料変わりません」と、業務の負担と待遇のアンバランスさを浮き彫りにした。また、スポーツ選手のように自身の求めるパフォーマンスができなくなった際に、納得して職務を続けられるかというモチベーションの問題にも言及している。
これらの課題に対し、小比類巻氏は優秀な人材を確保するためには「一言で言うと給料を上げるしかない」と断言。現状の給与水準は決して低くないと認めつつも、民間企業と優秀な人材を奪い合うには不十分だと指摘する。高度な判断力と対人スキルが求められる警察官という職務に対し、一般公務員の枠組みを超えた抜本的な待遇改善が必要だと訴え、今後の警察組織の維持に向けた一石を投じている。
YouTubeの動画内容
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チャンネル情報
元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。