『暗渠の宿』『雨滴は続く』といった著作を持ち、2011年には『苦役列車』で芥川賞を受賞した作家・西村賢太さん。中卒、無職など社会の底辺に生きる「破滅型」の私小説家として人気を博しましたが、2022年、心疾患により54歳の若さで亡くなりました。今回紹介する『西村賢太殺人事件』は、元恋人である小林麻衣子さんが、西村さんと過ごした約10年間を述懐したノンフィクションです。2011年、持病のIBS(過敏性腸症候群)を