こちらは「ろ座(炉座)」の一部を捉えた画像。幅が満月の視直径の13分の1程度(視野は2.3×2.0分角)というごく狭い範囲に写っている天体は、ほぼすべてが銀河。NASA=アメリカ航空宇宙局によると、その数は約5500個に達します。地球から見た月の海ひとつと同じくらいの範囲に数千の銀河……全天では一体いくつになるのかと思うと、頭がクラクラしてきます。【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の掃天観測用高性能カメラ(ACS)と広視