インクジェット型の“人間印刷機”で、何度でもプリントされる(=生き返る)ミッキー。人間の尊厳も生命の尊厳も根こそぎ吹っ飛ばすその「チープさ」の根源にある、「テクノ・キャピタリズムのグロテスクさ」を笑い飛ばすことにこそ、本作の狙いがあると池田純一は見立てる。果たしてポン・ジュノは『ミッキー17』を通じて何を表出させようとしたのだろうか。