大手企業の役員のうち、女性が占める割合が2割に満たない状態が続いています。経団連が行った調査によりますと、東証プライム市場に上場する会員企業の女性役員の割合は、2023年より2.7%増え、16.8%でした。社内から昇格して役員になった、いわゆる“生え抜き”の女性役員は2.1%にとどまり、社外の人材に頼る状況が続いています。女性の役員比率30%を達成した企業は、2023年の29社から56社に増えた一方、執行役を含めた女性役