1937年、ソ連時代のウクライナに生まれ、モスクワで学んだ作曲家で、独自のスタイルによる楽曲を数多く残した、ニコライ・カプースチン。その“スタイル”とは、ジャズとクラシックを融合させたもの。米ソが冷戦真っ只中にあった10代の頃、アメリカのラジオ放送で耳にしたジャズに関心を持って作曲をはじめ、1960年代以降、ジャズを中心にロックや現代音楽の感性も取り入れた曲を書くようになったという。 全てが譜面に書か