6600万年前の白亜紀末に起きた大量絶滅は、直径約10kmの天体が衝突したことが原因であるとする説が有力です。では、この天体はいったいどこからやってきたのでしょうか?ケルン大学のMario Fischer-Gödde氏などの研究チームは、大量絶滅が起きた当時の堆積物に含まれる元素「ルテニウム」を調べたところ、衝突した天体の正体は木星より遠くで形成される、炭素に富んだ珍しい小惑星だった可能性が高いことが分かりました。地球